ヴァイオリン覚書♪5年12ヶ月~212回めのレッスン ― 2011年03月15日
先日お話した、災害時にお世話になっただけでなく、頼りっぱなしの伯母の誕生日祝です。

色目は地味ですが、甘すぎない大人可愛さを狙ってみました。
まだ肌寒い日がありますので、首周りの演出兼ケアグッズとして使ってもらえたら…。
さて、世の中の動きは気になりますが、こういう時こそ浮き足立たずに自分のことはきちんと平常心でこなしたいと思います。というわけでレッスンにもちゃんと行ってきました。
ウォーミングアップを兼ねたいつもの5thポジのスケールとアルペジオ、今日はsul.G(G線だけで移動)のバージョンでもやりました。
一度弾いた後、移動の度に1234の指の感覚が狭くなり、3と4がかなりくっつくフィンガリングで音程があやふやになるため、しっかりくっつけてきちんと捉える事が課題との指摘。
あとは先週言われたように、下降系の時は親指を先に移動するポジションの位置へスライドさせてから、弦上の指を移動する、その意識は動きに出ていましたが、タイミングがまだ、親指の移動中に弦上の指が移動し始めて音程がブレる事があるため、要注意とのこと。
次の5thポジまで移動するsul.G&sul.D(G&D線だけで移動)の練習曲は、親指の動きとタイミングに注意しながら弾いて、1回目はまだちょっと下降系でポジション移動時の音がブレた部分がありましたけれど、弾き直しでは綺麗にできて合格。
その次、同じく5thポジまで移動するsul.E&sul.A(E&A線だけで移動)の練習曲は、先の練習曲より音数やスラー、三連符などより複雑な要素技術が盛り込まれているので、色んなところに気を取られて音程があやふやに…(苦笑)3,4の指がくっつくのか開くのか、この辺をちゃんと頭に入れて、体で覚えて弾くよう指導され、次回持ち越し。
もうひとつ、前回から持ち越しの、装飾音符、スタッカート、十六分音符のスラーなど、これまた色々な技術が盛り込まれた練習曲は今回、指定速度くらいで弾きました。やはりかなり速い指定速度で弾くと、音程も乱れ、速いパッセージや装飾音符の発音が悪くなるのと、スタッカートが中途半端な跳ね方だそうなので、楽譜の指示を音にしっかり反映させて、指定速度で弾けるようにということで、また持ち越しになりました。
うーん、無難には弾けているのですが、この辺はきちんと技術を身につけようということでしょうか。
練習曲からは新しい宿題も出て、先生の模範演奏を聴いておしまい。
最後はJ・Sバッハの『主よ人の望みの喜びよ』第2ヴァイオリンパートで。指定速度の伴奏くんに合わせて、先生の第1ヴァイオリンとともに弾きだしましたが…あれれ、ちょっと4の指の音が低い…と自分でも思ってて途中で修正をかけようと思ったところで、先生からストップがかかりました。
「4の音が全部、ちょっと低いですね~確認してもう一度弾き直しましょう」
なぜ低いかというと、前回移弦がまるわかりと言われたフレーズの多くは4を回避して開放弦で弾いてたので、今回までにかなり4の指を使う方向で修正したのです。結果、移弦が減ってスラーの2音は流れがスムーズになったのですけれど、音程に安定感がなくなったのでした。
正しい音を確認して、頭から伴奏くんなしで先生と合奏しました。
弾き直しの際も、音程が微妙になるところではストップがかかり、逐一正しい音程を確認しました。3箇所くらい、がっつりチェックが入って、通し演奏終。
「う~ん!音程が取りづらいです…!第1ヴァイオリンの音を指標にしても、だんだんわからなくなる…」
と私が思わず零すと先生、
「そうですね~、第1ヴァイオリンは自分の旋律を己を保って弾いていればいいですけど、第2ヴァイオリンは音形もリズムも複雑になって、なおかつ第1ヴァイオリンとあわせなければいけないので、より色んな意識が必要になりますからね~。でもだいたい弾けているので…どうしましょう。もう一度第1を確認して終わりにしましょうか…?」
と言われました。
この曲はチェロのアンサンブルレッスンで、ヴァイオリンでも弾くかもしれないので、今のうちに不安要素はなるべく解消しておきたい…!という気持ちがあり、まだまだ仕上がりにかなり不安の残る第2ヴァイオリンをもうちょっと見てもらいたいと思ったので、
「第2をもう一度やらせてください」
と自分にダメ出しし、次週また第2を弾くことになりました。
ここで合格もらっても、レベル的に人前では弾けない…!ましてや他の楽器と合わせるなんて…!
次週もう一度やって、第2ヴァイオリンの極意のようなものを、少しでも掴みたいです。
チェロ覚書♪♪1年12ヶ月~47回めのレッスン ― 2011年03月15日
そう!卒業や受験でさぞお忙しかったであろう中、いつもきちんとレッスンをしてくださる先生に入学祝を差し上げたい!と思って、年始からサクサクとお祝い用の編み物を作っていたのですが…
なにせ腱鞘炎のせいで、これまでヒマさえあれば編んでいたけっこうな作業時間が、1日30分以下になってしまって、いっこうに作業進まず…
しかも細かい作業は手首の力を使うので、強い痛みを感じたらそこで作業は中止し…まずまず作業が遅れてしまって、先週ようやく完成しました…!

組み合わせて使うこともできます。
赤は先生のお好きな色、猫は先生のお好きな動物、そして音楽、先生にまつわる色んなキーワードにちなんで作りました。
ポプリケースにはアフタヌーンティールームで以前買ったクリスマス限定のサシェの中のポプリを詰めて。甘くてスパイシーな香りがちょっとオトナテイスト?
私のこだわりはとにかく尻尾!

というわけで、これらを持参してレッスンに臨みました。
いつもどおり、全弦使ったハ長調の3オクターフスケールから。2音1スラー、4音1スラー、8音1スラーで順に弾きました。
前回指摘を受けたとおり、弓手の持ち方は深すぎないようにして、弓の速度を一定に保って音が飛び出ないよう、移弦を円滑にできるよう注意して、そこは改善されたと褒められましたが、片方がよくなると片方が疎かになるのがこの楽器の初心者の常(爆)
「左手がまだ硬いですね~。指の力は使わないといけないんですけど、腕にまで力が入ってしまわないように、脱力、脱力して、ポジション移動の際は呼吸を置いて移動すること。ただし、流れが止まってしまうといけないので、呼吸は置いても音は分断しないように…難しいんですけど、感覚で掴んでいきましょう」
とのことでした。
「だいたい音程は安定していらっしゃるので、うーん、次のスケールに行ってもいいんですけど…」
と先生が悩んでいらっしゃったので
「いえ!これ(ハ長調スケール)が完全に脱力できない限りは次へ進めないので、当面これだけの方向で!」
と申し出る私。
「え~、脱力って私も言ってますけど、実際難しいんですよ~。そんな簡単に完璧な脱力できるようになられたら、私の立場ない~(笑)」
と先生は仰いましたが、違うスケールの音程に悩まされるより、安定してきた音程のスケールで脱力に悩まされた方がいい…!というのが本音です(爆)
そんな私の姑息な裏心はさておき、とりあえず新しいスケールへはまだ進まないことになりました。ほっ。
お次はウェルナーのp36練習曲。
まずは一人で弾いて、
「音程は問題なし、強弱のニュアンスもだいぶ出てきたので…気になったのは音量が飛び出すぎるところがたまにある事ですね~。ありこさんは弓のスピードが無意識で速くなる傾向にあるので、急に大きくなったりしないよう、少し抑制して弓を使うようにしてください。じゃあ、二重奏で弾いてみましょう」
と、仕上げで先生との合奏。
弓の持ち手を言われたように修正したのと、腱鞘炎が少しおさまったおかげで、弓の返しはだいぶスムーズになったと思います。
合奏では先生のニュアンスに合わせられることもあって、強弱は弓の速さを神経質に注意しなくても、自然につけられたと思うし。
合格ももらい、次回は次ページの二重奏が宿題になりました。
時間はだいぶ押していましたが、今日は私が最後の生徒だったのでちょいタイムオーバーで、アンサンブルコース課題曲のJ・Sバッハ『主よ人の望みの喜びよ』今度はモチロン、チェロパート。
最初の通し演奏は、隣で一緒に先生が同じパートを弾いて下さったので楽でした。
「音程は問題なし、強弱もだいぶ自然についてきたので、そこはいいんですけど、やっぱりありこさんは弓の速度ですね~。アップの時と、頭の一音が飛び出るところがいくつかあったので抑制して、特に出だしは、ヴァイオリンに譲ってください。ヴァイオリンの人が多分少ないのでなおさら…全体的に音量も抑えてもらったほうがいいですね。じゃ、ヴァイオリンの主旋律と合わせてもう一度弾きましょう」
先生にピアノで第1ヴァイオリンパートを弾いてもらい、合奏しました。
途中、「音もっと抑えて」と言われ…P(弱く)って難しいので弓手プルプルさせながら(笑)通し演奏終了。
次回はいよいよアンサンブルレッスン初回です!
チェロメンバーは全員出席とのこと。ただヴァイオリンの方は…レッスン室のスペースの問題もありますが、どうなんでしょ…?
アンサンブルレッスンをご指導くださるヴァイオリンのI先生には、例の「二回目以降はヴァイオリンで参加」の件をチェロの先生から提案していただけるそうです。
「今日もこの前(のレッスンで)、きちんと仕上げたくて第2ヴァイオリン自分でダメ出ししてもう一回見てもらうことになったので、ちゃんと勉強してます!」
とアピールも忘れずに(笑)
あ、入学祝いも忘れずに帰りがけ、お渡ししました。
「大学院まで入学祝をいただけると思わなかったです~!」
とサプライズな感じで喜んではいただけたようですので、後は気に入って使っていただけたらいいな。
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