チェロ覚書♪♪1年12ヶ月~1回めの弦楽アンサンブルレッスン ― 2011年03月31日
相棒のhikoちゃんとは開講日の関係で、違う課題曲のコースに分かれてしまいましたが、ワクワクドキドキ…。
で、事前に自分の演奏を確認したくて、レコって、あろうことか、ゆきさんにデータを送りつけて、合奏してもらっちゃいました♪
※ゆきさんブログ記事参照
自分でヴァイオリン2パート弾いて重ね録音することもできたのですが、それって結局自分のリズムとニュアンスで統一されてしまうから、他人とのアンサンブルの練習にはあんまりならないのですよね…。
だから他の方の演奏とあわせたらどうなるか、デモ演奏を聴いてみたかったのです。
私、チェロパートを弾く際、テンポがズレないよう、チューナーのメトロノームを小さい音でつけて、ずれそうになったら修正して弾いてたので、何箇所かテンポが乱れてるところがありましたけれど、ゆきさん、そこにきちんと合わせてくださって、もう…感無量!
お聴きいただければ瞭然ですが、おかげさまで苦手な旋律が明確になり、レッスン前はそこだけ集中練習しました。
さて、レッスン室には少し早めに到着…のつもりな私でしたが、すでにほとんどのメンバーがお揃いでした!私ドベ2だった…(汗)
クラス分けするからと、ヴァイオリンのI先生のご指導で、生徒さんはチェロ3人とヴァイオリン1人と伺っていましたが…実際行ったら、どうやらクラスわけなしで集まったらしく以下7名の大所帯!
コントラバス~レガシィ仲間♪Fさん
チェロ~お馴染のHiさん、Mさん男性陣に私、
ヴァイオリン~去年『カノン』でお世話になった女性Oさんvvv&I先生
ヴィオラ~教室代表T先生飛び入り参加
まずは1回通して演奏しました。
レッスン室は結構いっぱいいっぱいで、低弦の楽器の比率が高いため、ヴァイオリンはちょっと音負けしてしまう感じでしたけれど…初合わせにしてはバッチリじゃないですか!?
I先生も「うん、なかなかいい感じですね!」と仰り、音程は皆さんほとんど合っていたので、細かなタイミングを合わせてゆく作業が中心になりました。
ゆきさんとの合奏で課題点となった、タータ、タータという旋律ですが…この旋律の解釈について、I先生から興味深いお話も伺えました。
「この旋律は偉い先生いわく、<キリストが十字架を背負って一歩ずつ、神に祈りながら進む歩み>なんだそうです。だから古典で多少は切って弾くんですけれども、跳ねないように、軽く引きずる歩みを意識して弾きましょう」
なるほど~!チェロのK先生が、二つの音を一直線上に弾くと仰ったのは、地面をタータ 、タータのリズムでじっくり歩く雰囲気でってことだったのですね!
それがすぐ演奏で表現できるかは別問題ですが…イマイチ掴めなかったリズム、テンポが何となく雰囲気で掴めた気がしました。やっぱりアナリーゼって必要なんですね。
さらにアナリーゼの点でもう一点。
「全体的には<神への祈り>がテーマですから、一定の流れの中でニュアンスをつけて行きましょう。それぞれのパートの謳いどころは、もっと謳っていいです。教会で弾くような気持ちで、お互いの響きを意識して、響きを天へ上げるつもりで…」
うーんvvvそんな雰囲気で弾けたら素晴らしいですねvvv
その言葉を訊いてるだけでも、癒される感じです。
ワンフレーズずつ、確認しながら弾いてゆきましたが、教室のアンサンブルの譜面は、私の勉強したヴァイオリンの譜面とやはり違ってて、ヴィオラも入ってる編成なので更に雰囲気が違います。
っていうか、この曲(編曲)、ヴィオラがすごくいい仕事してますよ!
T先生は本日の最初の通し演奏が初見だったそうですが、その後も合わせて練習する中で
「いい曲~!だけど私、こんなにヴィオラで主旋律弾いたの初めてってくらい、バリバリに主旋律あって、正直キツイわ!」
なんて仰っていました(笑)
いや、元々ピアノの先生でいらっしゃるのに、これを初見で無難に弾いていらっしゃることの方が凄いです…!
ヴィオラの主旋律に乗ったり、ヴァイオリンの主旋律に乗ったり、低弦で同じ旋律を弾いていても所々雰囲気が変わって、低弦パートも弾き甲斐があります。
さすが、J・Sバッハ!
I先生は、生徒さん一人一人の意見もしっかり訊いてくださり、私は苦手なタータ、タータを皆さんと徹底的にあわせる練習をお願いしました。
まだ、うっかりするともたつきますが…
「ここは鼻息を思いっきり吸って下さい(笑)海外のオケの方なんか見てると、ものすごく激しくやっていらっしゃいますが、呼吸を合わせて、次へ向かう旋律の時なんかは特に重要です!」
とのご指導のもと、休符で鼻息(呼吸)を入れて、タイミングをはかる努力をしてみたり。
そんなこんなで終始笑顔の絶えない、楽しいレッスンでした。
T先生も乗り気で「これ、今年の発表会まで温めましょうよ!いい曲だし、もうこれだけ弾けてるもん!」と仰ったくらい。
ただ、やはりヴァイオリンが低弦に音負けしてしまうので、次回からは私、第2ヴァイオリンに持ち替えて参加することになりました!
実はこの曲、別の意味で思い出の曲になりそうです…。
前日に思いがけない(いや、予感はあった)報せがあり…ちょっと…この日落ち込んでいたりもしたのですが…レッスンで気が紛れました。
理由は来週の記事で明らかに…なるはずです。
コメント
_ cellokko ― 2011年04月01日 21時41分25秒
_ ありこ ― 2011年04月01日 23時25分36秒
>>1年拾二ヵ月と弐年とはどのように違うのでしょうか?
こんな辺境の個人的覚書ブログごときで、お気を煩わせてしまって申し訳ありません。
特に強い思い入れなどはまったくないのですが、年数は何年めではなく、丸12ヶ月経った年数、月数はその年数+何ヶ月めという個人的ルールに則っています。
「2年0ヶ月め」とすると超単細胞な自分的にわかりづらいので(算数苦手なんです…)…ホントは純粋にレッスン回数だけとか、月数だけにした方が他人様にはわかりやすいのでしょうけれども、年数で整理したい部分と、より厳密に整理したい部分とを勝手により分けてこうなっています。
というわけで無駄に考えず、さくっとスルーしていただき、貴重な睡眠をとってください(笑)
_ ゆき ― 2011年04月02日 01時56分15秒
あ、一応合奏録音のデータを後で送りますね。
それからありあさんがセカンドパートをつけてくれることになりましたので、その際にはまたアップさせてください♪
へ~、あのフレーズにキリストが十字架を背負って歩く、なんて意味があったのですか!
そういう曲なのですね。それを知るとまた少し演奏が変わってくるような気がします。そういうイメージをまったく持ってませんでした・・・。
うーんやっぱりヴィオラがいると良いですよね~♪
_ ありこ ― 2011年04月02日 08時19分52秒
え〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ありあさんがセカンドを!?
めちゃ嬉しいです♪( ´▽`)
こんな事なら、もっと勉強してから録音するんだった…!
曲のイメージなんて、考えて演奏で表現するのなんかまだ無理!と思っていましたが、今回は言われて納得できて、何となくどう弾けばよいのか掴みは取れた気がします。第二ヴァイオリンもひたすらタータ、タータが続くので、キリストの歩みを思い浮かべて…楽しみです(^-^)
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