チェロ覚書♪♪刈谷市民管弦楽団 第30回記念演奏会2014年10月05日

今日はチェロ練習会「奏」メンバーのKさんから頂いたチケットでアマオケのコンサートに行ってきました。
台風が接近する日曜、あいにくの雨模様でしたが、初めていく刈谷のホールは開演前からすでに長蛇の列!
綺麗なホールで、ドキドキわくわくです。

本日のプログラムは、タコ(ショスタコーヴィチ)好きにはたまらない、オールロシアプログラム♪

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ショスタコーヴィチ『祝典序曲』
ラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』
ショスタコーヴィチ『交響曲第5番』(革命)

   in刈谷総合文化センター アイリスホール
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大好きな曲ばかり!

三河地方はトヨタグループの後援もあってか、ホール設備といい、観客動員数といい、このホールには親子観覧席(予約制)も配備されていて、クラシックコンサートを気軽に楽しめるいろんな配慮がなされている点に、地元密着感がありました。

配布されたプログラムにも、幼児向けに演奏会マナーのレクチャー(漢字にはルビあり)がありましたし、実際お子様の姿もちらほらと見られました。

といっても名古屋からJR快速に乗れば15分程度、駅直結という好立地ですから、名古屋市民のお客さんも多いでしょうが……雰囲気的にはそんな地元感たっぷりのアットホームな会場、さてさて気になる演奏は……


ショスタコーヴィチ『祝典序曲』は短い曲ながら、金管が華やかなハーモニーを奏でる、力強いファンファーレ。
生で聴くのは初めてでした。
アマオケで残念感が高いのはどうしても音量的に目立ってしまう金管楽器のレヴェルでしたけれど、なかなかどうして、しっかりと力強い明瞭な音を響かせてくれました。
後半で2階席あたりに配備されていた管楽器の皆さんにもスポットがあてられ、指揮者が客席側を向いて、そちらの管楽器へ指揮をし始めた時に、おのずと観客の視線も客席側の管楽器へ向くという趣向。
ホール全体に金管楽器の音が鳴り渡り、わくわくが高まりました。


ラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』はいわずとしれた、ピアニストにとっては難曲といえるコンチェルト。
出だしの和音は手の大きい奏者でないと和音で奏でられないため、出だしから奏者を選ぶフレージングになっていますが……多くの女性ピアニストがそうであるとおり、本日独奏をつとめる平出恵里さんもアルペジオで弾いていらっしゃいました。

ここは仕方ないんですけどね……まぁ、やっぱり原曲通りの方がインパクトは強いというか…
ちなみに私は冒頭部分、原曲通りに弾けますし、初めての私設アンサンブルで弾いた「サラマンドラ」の冒頭に、ラフ2の冒頭を丸っとくっつけて舞台で演奏しました。(それだけが自慢、後半は弾けないけど(笑))

細かい音符を丁寧に弾いていらっしゃいましたが、オケを引っ張る感じの演奏ではなく、オケに溶け込む感じ。
最初の序曲で感じだとおり、金管楽器はかなり頑張っていて、目立つ旋律も無難にこなしていました。
弦は全体的にちょっと弱いかな…と感じましたが、音の粒は揃っていて、統一感はありました。

ピアノ協奏曲というより、交響曲みたいな印象の演奏でした。
これだけの大曲、ピアノ独奏もさすがに疲れと集中力の問題か、中盤は若干乱れが感じられましたけれども、それでもテンポが目立って乱れるという事はなく、プロでも独奏が奔ったり、オケとの微妙なズレが生じたりする事が多い曲ながら、そのあたりのすり合わせはきっちり取れていたと思います。


休憩を挟んで、ショスタコーヴィチ『交響曲第5番』へ。今日、一番楽しみにしていた曲です。実は生で聴くの初めてなんです!

CDや動画では何度も何度も愛聴してきましたが、やはり生の打楽器の迫力とか、この曲が持つ空気感みたいなものは生でないと!

ラフ2の時も感じましたが、このオケは良く纏まっていて、レヴェルも曲によりばらけないし、一定のクオリティを維持しているなぁ~と感じました。
ただ、私が求めたい、ショスタコーヴィチの曲が持つシニカルな部分、ニヒリズム、コケティッシュな空気に一瞬差し込む、ヒヤリとした刃のような肌触りという曲想は感じませんでした。

でも、全体的に安心して聴ける安定感があったと思います。
また演奏会があったら是非聴きにきたいなと思いました。

終演後、同行した私設アンサンブルメンバーとお茶……していたら、Kさんと、このオケの団員であるKさんの奥さま(ヴァイオリン)にお逢いし、結局ご馳走になってしまいました~~。
チケットばかりか、お茶までも!ありがとうございます!

パンケーキvvv

みんなの分、全部ごち!
申し訳ないやら……でもご馳走様でした!

いい演奏会に、まったりお茶タイム……楽しい休日になりました♪

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