チェロ覚書♪♪2年1ヶ月~2回めの弦楽アンサンブルレッスン2011年04月28日

GWの予定は完全に未定状態でしたが、ギリになって安否確認のように(笑)友人からお誘いがあり(生きてますよ~たまに死にそうだけど)、ちょっと予定ができました。
毎年この時期は海外旅行組とかいるし、皆遠方へおでかけかな~と思っていたのですけど、なんと!GWを活用して災害ボランティアに行く友人もいて!

…私も何かしたいといいながら、募金くらいしかできてないなぁ~くすん。と思ったり。

そんなわけで、折角楽器レッスンネタを中心にブログをやっていて、通りすがる方も楽器に何らかの形で携わっていらっしゃる方が多いだろうと思い…楽器を失った被災地のお子さんたちのために、こんな動きもありますよというご紹介だけさせていただきますね。

宮城県楽器BANK
こちらは吹奏楽の楽器寄贈が中心ですが、譜面台などのアクセサリーもOKのようですので、グレードアップなどしてご自宅で使わなくなった楽器や、学生時代にやっていたが今は使っていない楽器、好みのものが欲しくて買い直し、使わなくなった譜面台などがありましたら、是非ご検討ください。

国境なき楽団
中日新聞に先日紹介されていました。こちらの方が幅広い楽器を寄贈できるようです。リコーダーなどなら、押入れに眠らせていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

私もなにかあったらいいのですが…。

さて、本題に移りまして、チェロ教室でのアンサンブルレッスン記録です。
チェロ教室ですが、今回はヴァイオリンでの参加です。相変わらずボーダーレス(笑)

本日の参加メンバー、編成は以下。

 第1ヴァイオリン…Oさん
 第2ヴァイオリン…不肖ワタクシ
 第3ヴァイオリン…I先生
 ヴィオラ…教室代表T先生
 コントラバス…Fさん
 チェロ…Hiさん

というわけで…各パート1名ずつ。つまり、誤魔化しが一切ききません!(怖)
しかも課題曲のJ・Sバッハ『主よ人の望みの喜びよ』は、皆が皆、かなり違う旋律を弾いて重なっている構成なのでホント、一人でも和音やテンポが乱したら「お前のせいじゃ~コルァ~!」という感じです…。

それがわかっていたので、数少ない自習時間の中でこいつに一番時間をかけて(それでも大して費やせなかったが)いたのですよ…。

で、ワタクシがパートチェンジし全体の編成も前回とは変わったため、まずはどんな感じになるのか、一回全員で通して弾きました。この曲にウェイトをおいたことが功を奏したか、私はとりあえず大きなミスもなく、弾ききることができました!
弾き終えた後でI先生からも

「う~ん♪第2ヴァイオリンが入るとやっぱり音の層が違いますね~♪っていうか、相当よく弾きこなしていらっしゃいますね、ありこさん」

とお褒めに預かってしまいましたわ、おーっほほほ!(高笑)

という勘違いはさておき…その後は分解練習に。
初回からすでに、皆さん音程はバッチリでしたので、お互いがお互いのやっていることを確認しながら、微妙なニュアンスを合わせていくという作業が中心になりました。

第1、2ヴァイオリンだけで弾いてみたり、コンバス、チェロだけで弾いてみたり…第2ヴァイオリン、ヴィオラで弾いてみたり…自分の出番じゃない時に他のパートの旋律をじっくり聴くと、ホント、バッハって何者?ってくらい、全く別の曲のような旋律が見事な和音で重なってゆくのがわかります。
過去記事にもしたためたように、私はここ2ヶ月ほど編曲にがっつり携わっていたので、なおさら「バッハ、ハンバねぇーーっ!」て思いますね!

特に私の第2ヴァイオリンと、T先生のヴィオラでデュオさせていただいた時は、掛け合いになってるところや、同じ旋律で違う音度が重なるところとかが絶妙で、旋律の会話が聴こえてくるようで…弾いていてすごく楽しかったです!第2ヴァイオリンも相当仕事人な旋律ですが、ヴィオラは更にオイシイところを持っていく旋律になっていて、自分の第2の旋律を受けてくれる部分なんか、「うぉう!そう来ちゃう!?」みたいな感じ(笑)で、たのしー!

例によってあんまり気持ちよくなってくると、お調子に乗ってしまい、細部がおろそかになるので、そこはI先生がしっかり手綱をとって機動修正してくださり、ヴィブラートクレシェンドを使う部分、他パートとの兼ね合いで音量を計算して弾く部分など、逐一指導していただきました。

一応修正されたら即対応はできていたので、I先生にも

「そう!そのとおりです!見事に反応できてますね!」

と褒められっぱなしvvv
今日私、一生分くらい褒められたかもvvv

私だけじゃなく、皆さん本当によく弾きこなされていらっしゃり、皆さんの旋律に見せ場がある曲なだけに、一人一人がきちんと役割を果たしてこそひとつのハーモニー(調和)を一緒に作り上げられるという、アンサンブルの素晴らしさを体感できるひとときでした。

そんな中でも代表T先生、前回ちらっと仰っていたとおり、この曲は発表会へ持ち越す気満々のようで、今日はそのデモ練習とばかり、(もう少し各パート構成人数が増えると)ここがあわせるの難しいね…やっぱり指揮いるかなぁ!?」とか「ボーイングはこうした方がもっと盛り上がるね、ココのヴィオラのボーイング変えよう!」とかアレコレ試行錯誤しておいででした。

I先生も「え、もういっそ、このメンバーだけでいいんじゃないですか!?もう十分まとまってますもん!」とトンでも発言(笑)あのう…ワタクシ一応チェロの生徒なので、こんな小規模編成の助っ人は荷が重いかと…。

また、私自身も、個人レッスンでこの曲をご指導いただいた前のD先生も、第2ヴァイオリンは難しいとの意見で一致していましたが、今日I先生も同じことをおっしゃいました。

「全パートそれぞれ色んなことをやっている曲なんですけど、私はやっぱり第2ヴァイオリンが一番難しいと思うんです。だからありこさん、本当によく弾けていらっしゃいますよ」

やっぱ今日、一生分の褒め言葉もらい尽くしたかもvvv

私もう明日からけなされっぱなしでもいい…!(笑)

発表会持ち越しの件は別として、アンサンブルレッスンは次回で最後。
ますます楽しみな、楽しいレッスンでしたが…ひとつ残念なことが。

昨年の発表会のアンサンブルでお近づきになり、このレッスンでもご一緒できたコントラバスのFさんは、なんと転勤で名古屋を離れることになったため、今日が最後のレッスンになってしまいました…(泣)
楽器は違っても、ご一緒できる機会が出来て喜んでいたところだったのに…本当に残念です。ご本人も一番ショックだとおっしゃっていらっしゃいました…。

昨年から半年ちょっとの短いおつき合いでしたが、離れても楽器は続けたいとおっしゃっておられたので、またいつか、どこかでご一緒できることを願って…私もレッスン、続けてゆきたいと思います。