今日も確信犯でチェロアンサンブルの楽譜だけ持参して、レッスンに臨みました。
もちろんまったく自習しておりません。
が、そのかわり前回レッスン記録の末尾にボソッとつぶやいていた、縮小版楽譜を突貫で作り、フォント縮小やら譜表の間隔を詰め、見開き2頁だった楽譜を1頁にしました!
推敲してないので本日は確認を兼ねて…一応元々使っていた楽譜も重ね置きしつつ、レッスンで使用。
教室の合わせ練習に全く参加していない事もあり、今年は珍しく発表会向けアンサンブル曲を個人レッスンでしっかり見て頂いているので、これもヴァイオリンレッスンと同じく、譜面と照らし合わせながら備忘録してまいりましょうか。
★エルガー『愛のあいさつ』…第4Vc
まずは先生が他パートをピアノで弾いて下さるのに合わせて、通し演奏。
小節単位でただ機械的に音を追わず、4小節単位のフレーズの山を感じる、という点を念頭に置き、ニュアンスを出す意識を保ちながら弾きました。
「だいたいニュアンスもついてきて、いいと思いますが、まだ部分部分若干後ろ押し気味になっているところが気になるのと、流れがちょっと途切れるところがあるので、修正していきましょう」
まずは冒頭。
チェロアンサンブルですが他パートの譜面やスコアを頂いてないため、参考としてヴァイオリンのソロパートを併記しております。
で、赤音符は意識的に注意して弾くべき音、青表記は譜面にないが意識的に作るニュアンスです。
「冒頭1音めはベース音で、他のパートを引っ張っていく音なので”始まり”の合図と思って、しっかり出して、他のパートが重なってくる2音目から収めましょう。最初から弱く弾いちゃうと、出そびれたみたいになってしまうので」
主旋律じゃないからと必要以上に抑え気味になったり、何となくスタートしてしまうのは禁止!というわけでとりわけ意識して弾きます!
3~6小節のニュアンス感はきちんと出せていたと褒められましたが、7小節めに指摘事項あり。
「スラーの中で移弦があるせいか全体的に後ろ押し気味になっているので、7~8小節が♪ター、ター、ターーーー♪と聴こえてしまっています。7小節目の四分音符二つはもっと前へ向かっていく気持ちで、音量的にも一番高まっていく頂点なので、2音の流れを切らないよう♪タ~タ~タ~~~♪と、スラー1塊で捉えて大きく滑らかに弾きましょう」
9~10小節のおさめ方はよかったと褒められたので現状維持で。
続きもほぼ同じフレーズなので、13小節めのスラーとか、同じように注意して。
1カッコと1カッコのシンコペは、当初リズムが難しくて苦労しましたが、ここ3回くらい?レッスンで弾くうちにだいぶ身についてきました。今はほとんど感覚で弾いてるので、この調子でリズム感を身体にすりこみたいです。
「21~24小節のppの感じは良かったですが、25小節めあたりからのクレシェンドでもっと山を作るといいですね。27小節めのスラー、これも移弦で後ろ押しにならないように、さっきと同じでクレシェンドの頂点なので前向きに。ただし28小節めはデクレシェンドなのでおさめてください。急激な起伏なので27小節めでしっかり音量を出していきましょう」
26小節めから”くるぞ!”と身構えていかないと前にいけない感じですな。
ここ↓もしっかり意識的に音量を出さなければいけない31小節めに赤音符。
「31小節めは前の小節からしっかりクレシェンドして、30小節めの二分音符を短めで切ってもいいですから、頭からはっきりと発音して強い音をたっぷり出していきましょう」
ここは繋げなくてもいいそうですので、30小節めを弾き切るよりは31小節めに狙いを定め、D線にしっかり弓を乗せてから弾くよう注意しましょ。
33小節めからのデクレシェンド、ディミヌエンドの箇所はうまくニュアンスが出せてるみたいで、ここでもOK頂きました♪
ここ↓から冒頭のテーマへ戻りますが、第4Vcの旋律はちょっと変則パターン。ご覧のとおり高低差があるので、移弦が忙しなくなります。がニュアンスは青表記のとおり、きちんとつけて。
赤音符は冒頭フレーズと同様に流れを保って1スラー注意。
ここ↓からフィナーレへ向けての展開部その1。
「56&60小節めの八分音符スラーも後ろ押しにならないよう注意して下さい。56小節め…ここはクレシェンドですが、音形通りスラーのあたりで頂点になるつもりで、56~57小節までの流れと音量を保って弾きましょう。ただし、58小節めのタイからの四分音符分は、短めに切ってもいいです。ここは流れのまま突入するより、次のファ(#)の音をフォルテでしっかり出したいので、移弦して勢いよく弾いてくださいね。この55~63小節はワンフレーズで捉えて大きなクレシェンド&デクレシェンドですので、同じリズムで繰り返していますが、今弾いていらっしゃる感じでニュアンスは前後替えていきましょう」
展開部その2↓。
あ、そうそう、”奏”で上記62小節めに指定のaccel.はアクセルしないと訊いてましたし、先生も「実際Vc1が難しいし、他のパートがついて来られない危険があるのでaccel.できないかも」と訊いてましたが、先生と弾くとやっぱり若干アクセルしてます…私も自分でヴァイオリン弾いたらもう身体にすりこまれてるからアクセルしちゃうから、それと同じ感覚かな?(笑)
実際はどうなんでしょうね~ま、この主旋律つき譜面がある限りは主旋律に合わせるので行方不明になる事はないと思いますが。
苦手だった67~68小節めの覚えづらい音程も、最近レッスンで連続弾いてきたおかげか、だいぶ反応よく正しい音程を捉えられるようになりました。
問題といえば、69小節めのミが若干ポジ移動になってるので、70小節めのラでポジションを戻して捉えなければいけないところ。
そのあたり感覚がまだ完全に掴めておらず、毎度音程が不安定です……。
気を取り直して終盤↓
Vc4は冒頭フレーズのリピートから、フィナーレの盛り上がりに主旋律とは違う動きがポイントです。
90小節めのポジ移動からのレが、なかなか正確に捉えられません……。
この音をオニョオニョっと探りながら捉えているうちに、結構指を拡張して捉える91小節めのファ(#)が来ますので、更にこの音が決まりません。負の連鎖(爆)
「91小節めの音はパーンッと張りのある音を出すのではなく、高く浮かび上がるような、ファ~…という感じの、柔らかい音を出しましょう」
先生にお手本をみせて頂き、音色の違いはよくわかりましたが、自分でやってみようと思うと……できません……。
先生に弓を持っていただいて、何度か弓の使い方の感覚を覚えてから一人で弾いてみましたが、とりあえずポジ移動の音程を捉えるので精いっぱいで弓の使い方まで神経が回らないという……あわわ。
次回までの課題ですな。
「では、次回もニュアンスを中心に見ていきましょう」
「ハイ。本番までもう他の曲は頭に入れたくない感じです……」
このレッスンでのみ弾いているので、このまま本番まで3回レッスンはひたすらこの曲を弾き続けていきたいですっ!
あ、そういえば今日は発表会のプログラムを頂きました♪
SKEの表記はオーダー通り↓になってましたよvvv
ちょっと小さすぎてわからないかな?
やりたい放題です……ふふ。
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