チェロ覚書♪♪2年3ヶ月~1回めのセルフアンサンブル練習 ― 2011年06月25日
練習会場には、チェロ教室の一番広い第4レッスン室を貸スタジオとして1時間、お借りしました。
使えるのがグランドピアノじゃないのが残念ですが…今日は初合わせなのでそこまでしっかり弾きこめないでしょうし、まぁ追々…。
ところでセルフアンサンブルで発表会出るかも、という告知と、本日に至るまでの過程は都度このブログでもご紹介してきましたが、肝心の原曲については伏せていましたよね?(確か)
ようやく本格始動と相成りましたので、これを祝して公開いたします!
私がピアノ伴奏譜はじめ、すべての演奏楽器の編曲をした、その元になった曲というのは…ずばり
NHKみんなのうた『サラマンドラ』
作詞:加藤直、作曲:高井達雄、歌:尾藤イサオ
です(爆)
興味のある方はぐぐってみてください。
amazonでは水木一郎アニキverが視聴できますし、歌詞もネット上で拾えます。
原曲をまったく知らなかった私でも、こうして集めた情報をもとに、低予算で編曲できちゃいますので、今の時代は本当に便利ですね。
そんなわけで私もぐぐって、YAMAHAぷりんと楽譜でピアノの楽譜をシート買いし、amazonの視聴音源と照らし合わせて、歌パートの音域がぷりんと楽譜バージョンと一オクターブ違うことを確認してから、編曲の作業に入りました。
編曲するにあたってまず大事にしたのは、原曲のコンセプト。
全体的にはもの悲しくて狂おしいまでに切ない曲なのですけど、みんなのうたで放送されていた当時のアニメーションはラスト、サラマンドラの笑顔で締めくくられるのだとか。
私も歌詞と旋律を照らし合わせた時、ただ孤独の淵にしずんでいくひとりぼっちのサラマンドラの絶望感を表現しただけじゃなく、第一子供向けに作られたはずだから、未来ある少年少女に対して、希望のようなものを感じさせたり、自発的な何かを促すような構成になっているのでは?と思い、シメは前へ向かってゆく疾走感とたくさんの音、そしてラスト一音は音を収束するように全ての楽器、同じ音でまとめてみました。
あとは原曲が短いので、もうちょっとドラマティックに、各楽器のうたいどころが出せるよう、歌詞ひとまとめの間に間奏を長くとって、それぞれのパートを受け持つメイン楽器とカラー(表情)を少しずつ変えてみました。
そのコンセプトは編曲を改変するたび、かなり詳細なプロットを作って、カルテットのメンバーにも提示していたのですけど…膨大なのでここでは割愛(笑)
読まされる方も大変だったと思いますし、私の意図が私の貧困な語彙で的確に伝わったかは謎です…(爆)
端的にいえば、編曲によって原曲よりボリュームが増える分、オーケストラか、ミュージカルのようなストーリー性のある構成にしたつもりです。
というわけで…本日は全員参加の予定でしたが、テノールのロベルトさんが諸事情で参加できなかったため、私と、Vc-hikoちゃんと、FL-ペーチャさんの三人で練習することに。
それにしても…今日は暑い…!あづすぐる…!!
練習前にお昼ご飯兼涼みがてらで、教室近くのNIROカフェさんにてお茶しました(笑)

おまかせは二種で一種類はラインナップの中から自分で好きなのを選べるというのも嬉しいし、少しずつ色んなのが食べられるのも嬉しいですvvv
選んだのは左のチーズケーキ。バニラアイスが添えられ、真ん中はマロンムース、右はフルーツタルトでした。チーズケーキはほどよく濃厚で、マロンムースは意外と重たくなく、フルーツタルトはさっぱり★バランスが良かったです。
その後、暑い暑い言いながら教室へ移動し、いざ練習スタート!
さて、ワタクシの編曲で上記原曲がどうなったかというと…
★saramandora_ありこ編曲ver.
↑は機械がスコアのテンポどおり演奏してるのと、正確にはめちゃくちゃぶっこんである装飾音符が反映されてないので、のっぺりした演奏になってますが…実際は随所にリタルダントやアクセラレンドな部分があり、もうちょっと起伏のある演奏になる…はずです。
そして四名が担当するのは
私…ヴァイオリン、ピアノ
ロベルトさん…テノール、ハンドベル、カスタネット、ギロ、ピアノ
FL-ペーチャさん…フルート、ハンドベル、鳩笛
Vc-hikoちゃん…チェロ、アルトリコーダー
です。ハイ、なんと皆がみんな、楽器持ち替えです!
で、今日はチェロとアルトリコーダーを担当するVc-hikoちゃんが「ほとんど練習できなかったし、さっき(同日の前時間の個人レッスンで)先生に初めて見てもらったばっかりだから…ちょいちょい確認ぐらいで…ごめんね」と言っていたので、まぁ、私自身も細かいミスばっかりだし、練習不足だったしで、パートごとの出だしの確認とか、パーカッション系の音確認くらいになるだろうな~と思っていました。
が、それは謙遜だった…!!
FL-ペーチャさんは元々ものすごくお上手な上、練習前に録音を聴かせていただいた時点でほぼ完璧だったので別格としても、Vc-hikoちゃん、忙しいのわかっていたし、今は弾けなくてもドンマイくらいに思ってたら大間違い!
ものすごく久々のリコーダーは綺麗な音でつっかえる事なく吹ききってくれ、チェロもほぼノーミス!問題点といえば、他パートとのタイミングの修正とニュアンス的な部分だけでした!
がーーーーーん!!!
今日一番ダメダメだったの、編曲した当の本人、ワタクシでした…ゴメンなさい!!!
当初、1時間の練習予約をとっていましたが、かなり突っ込んだところまで練習できそうだったので、30分延長してみっちり、弾きこみました。
結局、本日の練習で、私自身の課題点がドババーンと浮き彫りに…。
まず第一に、私のピアノ伴奏の音量がでかい!
抑え気味に弾いているつもりでしたが、他パートがメインのところで出すぎてしまい…音量のコントロールが大問題です。
そういえば、合唱でピアノ伴奏をやってた頃、「伴奏のピアノが上手」と度々褒められたけれど、あれって伴奏が褒められたらいけなかったんじゃ…つまり出すぎってことだったのか(汗)と今更ながら思いました(爆)
逆に、もっと音量出してもOKなところは、音が速くて詰まってるので、まだ弾きこみが足りず、ごまかしてる感は否めず…はっきり、速く、正確に弾けるようにしなければ。
ヴァイオリンに至ってはまだ楽譜にかじりつきで、うっかりするとミスだらけ(泣)ホント、お二人に申し訳ない…!
本日唯一のワタクシの強みは、編曲者だから他パートとのタイミングがすべて頭に入っていることだけでした…(爆)
でも、小規模アンサンブル、やっぱり楽しいです。
そしてワタクシのやや無理難題な編曲を、こうして他の方々が弾いてくださってるという事も嬉しい…合唱編曲はした事がありましたが、ピアノ以外の楽器の編曲は初めてだったので、自分の作った、自分の演奏できない楽器の旋律が体現されているというところに感慨深いものが…。
こうして心地よい疲労感の中、冷や汗も暑さゆえの汗もいっぱい掻いて相当汗臭いまま(笑)、夜は呑ミーティングでいきつけのビストロへ♪
最初の泡(スパークリングワイン)が喉に心地よく、お料理はボリューミーで食べ切れなくてシェフに申し訳なかったけれど、全部美味しかったですvvv
ヒラメのソテーがね…ヒラメとは思えぬほど分厚くてでっかくて、ふわっふわで、フルーツトマトのソースいっぱいで…。
牛ハラミ肉のレアステーキは210g!もあって…三人でシェアしても食べきれず…
牛ほほ肉のワイン煮込も半分くらいしか食べられなかった…美味しかったのに!
お肉オードブル盛り合わせの鶏レバームースとテリーヌは相変わらず美味しく…生ハムのほか、以前より盛り合わせの種類が増えててさらにボリューミーに!
マグロのタルタルは骨つき部分もホジホジして食べる一皿だったのに、ホジホジまでいけなかった…。
でもバイ貝のニンニクソースはなんとか食べきった…!意外にもあっさりで、アルザスの白ワインにぴったり♪オーナーは私たちのワインの好みをすごくわかってくださってて、いつも本当にありがとうございます♪
あ、写真は…撮り忘れました(爆)
私のつたない分で想像してください…はは。
呑んで酔っ払った勢いでまた、早くも来年度の候補曲の話題が出たり、今回の衣装どうしようとか、次回練習の打ち合わせもしつつ…楽しい呑み会でした。
今回不参加となったテノールのロベルトさんしかり、私以外はレベルが高くて凄メンバーが揃ったアンサンブル、このご縁を大切に…私も精進したいと思います…!
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