チェロ覚書♪♪貴方は木の弓?それともガラスの弓? ― 2011年07月22日
でも先般のレッスン前日、たまたま(あれ?)チケット取りのために有給を取ったし、台風で外出を控えたため、ちょっとくらい(ヲイヲイ)練習しようと久々チェロを弾いて、新しいグラスファイバー弓と、今までのブラジルウッド弓との比較をしましたのでご紹介しますね。
★グラスファイバー弓 4,500円(以下、G) 85g

★ブラジルウッド弓 楽器とセット購入につき単価不明(以下、B) 82g

ぎりぎりバランスを保てるところに置くと、やっぱりこうなりますね。
■私の実感重量
B<G
◇実際の重量
B<G
これは全く同じです。3gの違いは意外と大きい。
◎私の操作感 ※大きい方がより良ということで…
G<B
とにかくグラスファイバーは重い(負荷が大きい)上、ただでさえチェロ弓をヴァイオリン弓のボーイングで扱ってしまいがちな私の技術では、反発を巧く抑えこめないため、スケールを弾くだけでも疲れます…。
ヴァイオリンでは他の弓と比較しない限りそこまで違和感がなかったのに、どうしてこんなに扱いづらいのか…手先が疲れたのでしばらく腕の重みを使うよう意識して弾いたら、大変太い音が出ました。あ!本来の音はこれか!
というわけで音色については以下の項で…
★私の音色感
G<or≠B
…これは微妙ですね~。同じ楽器を使用しているとは思えないほど、完全にタイプの違う音が出たので。
昨年楽器を調整してから、比較的鳴るようになって、付属のブラジルウッド弓では、ヴァイオリン的ボーイングになろうが、チェロ的になろうが、鳴り過ぎない程度の柔らかめな音が出るようになったのですが、グラスファイバー弓はチェロ的ボーイングで弾かないと全く鳴らず、逆にそれを意識すればかなり太くてしっかりした、やや硬い音が出るのです。特に低弦C線の鳴り方は差が大きいと感じました。
個人的な音色の好みとしてはB、ただし、チェロ的な奏法で出す音…という意味ではGもアリかな…?というところです。
なので今後、本番は操作が楽で音色も悪くない従来のブラジルウッド弓をメインにしようと思いますが、普段の自習などはチェロ的奏法を身につけるためと、負荷に耐えうる腕力をつけるため(笑)、トレーニングの意味でグラスファーバー弓を使おうかと思います。鳴ればOK、鳴らねばNG、という単純な答えが出ますので…。
それにしてもホントに、腕を使わないとちっとも鳴らない。
カーボンファイバー(炭素繊維)なら、操作性はもっといいのかな?
今後もし、カーボンファイバーの激安チェロ弓が手に入ったら、その時また比較検証してみようと思います(まだ買うのか?)
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