春になって、これからヴァイオリンを習い始める方もきっといらっしゃいますよね?
が、HPにはカリキュラムの案内がざっくりとしか掲載されていない(フランチャイズの楽器店などで多少進行が違う場合も想定されての事だと思います)し、私が今踏んでいる段階に関しては情報皆無なので、これから気長にヴァイオリンと付き合っていこうとなさっている同好諸氏の皆様の参考までに、備忘録をば。
レッスンで使用される教材は、ヤマハが受講生対象に出版しているもので、おそらく市販はされていません。
で、テキストとレパートリーという2冊のレッスン教材がレベルごとに1、2、3まで三段階ステップアップしてゆくわけですが、私が今取り組んでいるのは更にステップアップしたレパートリーEX(注意※エクステンション、です。栄養ドリンクじゃありません笑)、コレ↓です。
テキストにEXはない?のか、練習曲には市販の教材を使用していますので、これは先生の判断によると思います。
この教材に収録されている曲は以下。自分の備忘録のために、レッスン終了した曲はφ(..)メモしました。
01. シャコンヌ/ T.A.ヴィターリ【了】※別楽譜(原曲)にて
02. 無伴奏パルティータ 第3番より ガボット/ J.S.バッハ
03. アリオーソ/ J.S.バッハ
04. シチリアーナ/M.T.フォン・パラディス
05. バイオリン・ソナタ 第5番 春 第1楽章/ L.V.ベートーヴェン
06. カンタービレ/ N.パガニーニ
07. アルペジオーネ・ソナタ 第1楽章/ F.シューベルト
08. 夢のあとに/ G.フォーレ
09. ユーモレスク/ A.ドヴォルザーク
10. 愛の喜び/ F.クライスラー
11. 愛の悲しみ/ F.クライスラー
12. アヴェ・マリア/ G.カッチーニ
13. 合奏協奏曲集 調和の霊感 第8番 第1楽章 / A.ヴィヴァルディ
14. 2つのバイオリンのための協奏曲 第2楽章 /J.S.バッハ
15. 6つのカノン風ソナタ 第5番 第3楽章 / G.P.テレマン
16. 2つのバイオリンのための6つの二重奏曲 ト長調 / Lボッケリーニ
17. 弦楽四重奏曲 第1番 第2楽章 アンダンテ・カンタービレ/ P.I.チャイコフスキー
18. 弦楽セレナーデ 第2楽章 ワルツ/ P.I.チャイコフスキー
19. スラブ舞曲 第2集 第2番 / A.ドヴォルザーク
20. 交響曲 第8番 第3楽章 / A.ドヴォルザーク
21. タンゴ / イサーク・アルベニス
22. 魅惑のワルツ / フェルモ・ダンテ・マルシッチ
23. 時の過ぎゆくままに / ハーマン・フップフェルド
24. ポル・ウナ・カべサ / カルロス・ガルデル
25. スペイン / チック・コリア
26. 青春の輝き / リチャード・カーペンター、ジョン・ベティス、アルバート・ハモンド
27. 黄昏のワルツ / 加古 隆
28. 日本歌曲メドレー 我は海の子~この道/ 文部省唱歌~山田耕筰
29. 川の流れのように / 見岳 章【了】
30. 風笛 ~あすかのテーマ~ / 大島 ミチル
レパートリー1や2の段階の方がこのラインナップみたら、励みになるんじゃないでしょうか???
いつになったら、憧れのあの曲が弾けるかな!?って、きっと思い描いていらっしゃると思いますので。
ただ、落とし穴があります。
プロが演奏している原曲、あるいは一般的な版でなく、一部の曲には編曲ヴァージョンも混ざっています。レッスン中なので全部確認はしていませんが、最初の『シャコンヌ』だけでも、過去のレッスン覚書にしたためたとおり、完全なる簡易編曲版です。
「あのCDと同じように弾きたい!」などとお望みの方は、このレパートリーで弾いても納得できないと思いますから、先生と相談の上、御一考を。
「ちょっと弾いてみたいなぁ、弾けたらいいなぁ」という方、曲ならうってつけかもしれません。
曲にもよりますが私は、思い入れのある曲にどうせ挑戦するなら、はじめから原典で!と思ったため、『シャコンヌ』に関してはメモのとおり、このレパートリーを使用しませんでした。
あと、「え!?11年やってようやくEXかよ…」と気を落とす必要はありませんよ!
私はかなりノロマなカメの方だし、
途中でヤマハの教材の改訂があり、テキスト&レパートリー3は、改訂前教材の3をほぼ終わりがけの頃に切替となったせいもあるし、
チェロ教室(でなぜかヴァイオリンを数曲演奏してる笑)の発表会進行で毎年半分くらいはそちら中心のレッスンになってしまうため、
どうしてもヤマハのカリキュラムの進行が遅くなって、未だにこのレベル進行っていうだけですから!
普通にレッスンしてたら多分5年くらいで同じ教材へ移行するんじゃないでしょうか????違う???
前置きが長くなりましたので、その後、診察を受けて進展?のあった腱鞘炎については別に触れる事とします。
その辺の経緯をレッスン前に先生へご説明して、今後もしばらくは腱鞘炎の痛みを感じないレベルでの演奏を続けることになりました。
こういうのも、レッスン進行が遅れる原因ですよね…とほほ。
調弦は先生にお願いして、スケールからスタート。
前回スルーして間が空いてしまったので、今日は1拍3音1スラーで弾きました。ハイポジで手首が痛くならない角度、下降系のポジション移動で余計な負荷をかけずに移動できる角度はわかってきたので、1回目は高音域で少し音程が探り気味になったけれど、2回目はほぼスムーズに弾けました。
「とても手首を痛めているとは思えない、滑らかなスケールで良かったですよ」
怪我の功名、しばらくは脱力技に磨きをかけるトレーニングを徹底します。
今日は頭からあらかじめ指定された1/3くらいまでを、先生と一緒に演奏しました。
後半一カ所フィンガリング間違いがあって繋ぎのフレーズでぐちゃぐちゃっとなりましたけれども、正しいフィンガリングを確認してから弾いたら、難なく弾けました。
移弦が忙しないので、トリルが入るところで焦って入ってしかも前のめりがちになり、たまーに余分にトリルが入ったり(苦笑)する自覚はあって、しっかり指摘されました(笑)
「移弦があるので、右腕、肘の角度が変わる動きが多いですけど、腱鞘炎は大丈夫ですか?」
と心配頂きましたが、肘を動かす事自体は問題ないのです。
「大丈夫でしたら、移弦のタイミングを左手の動きとぴったり合わせられるよう、左手を弾く前に弾く弦へ移弦してからボウイングするようにしましょう」
これも基本中の基本ですね……左手の脱力に意識を集中しすぎて、うっかり見過ごしてる技術だったので、もう一度頭から同じ箇所までを弾き直して、しっかりと修正しました。
前回ざっくりフィンガリングの確認程度弾きましたが、今日はまず頭から通して、先生と一緒に第2Vnを演奏しました。
付点のリズムや第1Vnのロングトーンの間に小節をまたぐ不規則なリズムが入っていたりして、見た目は単純な旋律に思えても、弾いてみると案外難しいです。
複雑なリズムに気を取られて、音程がブレた部分があったのと、一カ所フィンガリングを変更したところがあったりで、ところどころ部分演奏して確認してから、先生の第1Vnと合奏しました。
完璧という仕上がりではなかったけれど、そこまで突き詰めて追及するほどの技術もない?からか、さくっと合格。
次回は予定通り、
★文部省唱歌~山田耕筰日本歌曲メドレー 我は海の子~この道
をレッスンします。
気が早いようですがその後は、ようやく拙主宰アンサンブルSKEの年末発表会曲スコアが完成したので、ヴァイオリンパートのご指導を頂く予定で、先生にもお願いしておきました。
たまたまですがこちらの曲も、腱鞘炎でも、まずまず弾けるレベルの選曲だったので、早めにとりかかって仕上げたいです。
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