美食倶楽部★鈴懸の和スウィーツ2011年04月04日

以前もチョコレートでご紹介した鈴懸。
2,100円以上買うと、お饅頭(105円)がひとつもらえるクーポンがあったので、日持ちのするものからしないものまで、色々買ってみました。

まずは、元々好きだったほうじ茶マイブームを起こす原因となった(笑)、一品。

★穂乃香
パフェのようにでかいです

前から気になっていたのですが、お値段と、ボリューム(量が多い)のおかげで手を出せずにいました。でも、少し温かくて、デパ地下も熱気があり、適度に冷たくて、つるっとさっぱりしたものが食べたくなって、買いました。

てっきり、黒蜜をかけて食べるものだとばかり思っていたら、包む時、店員さんに「こちらのほうじ茶の蜜をかけてお召し上がりください」と説明され、(えええ!?ほうじ茶なの!?)と心浮き立つ私(笑)

だばだばだばだば~~っと、豪快にぶっかけていただきました!
ほうじ茶の蜜がたまら~ん!
わりと薄い色のほうじ茶の蜜でしたが、優しい香りが全体になじんで、黒蜜より苺の風味がひきたちます。寒天も色がついてたのであれ?と思って食べたら、ほうじ茶の味でした。
私には全般的に鈴懸のお菓子はちょっとだけ甘めに感じるのですが、お茶を美味しくいただける、上品な甘さと香り。そうそう、すべての素材の香りを活かしすぎず、殺さずの絶妙バランス!プロの味だと思いました。

★菜の花の大福、鈴乃○餅
一口サイズがワタシごのみ
菜の花が春っぽいのと、大きさが小ぶりでお茶うけにいいなと思って買いました。求肥に菜の花が練りこまれ、中央にもあしらってありますが、菜の花のクセもないかわりに、味や香りもほどんどなし。和菓子の、季節を愛でるという点では、春のお茶席なんかによいと思いますが、味の点では菜ものを和菓子に使う場合、これが限界なのかな。
そういえば、新選組関係でよく足を運んで、ついでに度々食べた壬生屯所八木邸経営の和菓子店の屯所餅にも、壬生菜が入ってますが、味はしませんからね。

鈴乃○餅は、例のクーポンでもらったもの。手土産に持参したことはありますが、食べたことはなかったのです。
皮は京都の阿闍梨餅に似たモッチリ系、小豆餡は大福やあんみつ系同様、粒の食感とふくらみ具合が絶妙。硬すぎず、柔らかすぎず、ふっくらしてて噛めばぷちっと弾けるような…瑞々しくて薄い色の小豆粒。
私にはちょっと甘めなのですけど、この食感は他の和菓子屋さんには中々ない感じかな~と思います。

★ボウロ
黄身あんがいかにもしっとり…でしょ!?
子供のおやつの玉子ぼうろとか、昔ながらの駄菓子のそばぼうろとか、大好きなのですが、こちらはボウロという庶民的で懐かしい響きとは、印象の違う味。あくまでもしっとりとした黄身あんと、薄皮の香ばしく甘~い風味が…至福の贅沢。これも私にはちょっと甘いけれど、お茶が旨い!食べてる時間も贅沢になる味です。

★麻実
香ばしくて、サックサク!
こういう和の焼き菓子系好きな私がまず最初に注目したひと品。
左は先述のボウロですが、右のスティック上の麻実の方が、いわゆるそばぼうろのような味わいです。
食べやすいこの細さと長さもさることながら、お茶うけにも、おつまみにもいいところが魅力。黒胡麻が入っているのですけど、胡麻くさくなく、香ばしい香り出しにひと役買っているだけ、という感じの奥ゆかしさがナイス!

虎屋や、たねやの方が甘さは控えめだと思いますが、美味しいお茶のお供にしたい味です。

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