アルクマールで歩き回っていた時は、時折雨が降って、かなり怪しい天気にハラハラしていたのですけど、ハーレム(ハールレム)まで電車で移動しているうちに結構いいお天気になってきました!
ガイドさんによれば、この時期のオランダは概ねこんな、どんより天気で降ったり止んだりが日常だそうですが、今日はラッキーですよ、との事。
そうなのか…降水量だけで見たら日本の方が断然多かったけれど、量は大したことなくてもまとまって降らないのがオランダらしい。
さてハーレム。響きだけだとアハーンな雰囲気(笑)
しかし決してそんな堕落的なところではありませんよ!
まず駅構内、ホームにはこんなレトロな建物↓がありまして…
なんと図書室だそうです。
途中下車して借りて、また返すって事ができて非常に便利!
いちいち降りて図書館行ってまた戻って…という手間がないのは、とってもいいですね!
外から見た駅舎。
向かって左には大きな駐輪場があります。
ガイドさん一押しのハーレム、でも私が買ったJTBタビトモのガイドブック内では、わずか1/3頁ほどしか紹介されていません…Σ(゚д゚lll)ガーン
なので、まず駅に降り立ってすぐ、ガイドさんが地図の自販機(無料)をガシャンとレバーダウンさせて、ハーレムの街歩きに便利な地図をくださいました。おお!これは便利!
ランチのお店まで案内してもらったらガイドツアーは終了ですので、旧肉市場、聖バーフォ教会を外観から紹介して下さり、その他おススメのスポットをサクッとひととおり歩き回ってサラッと見どころ紹介して下さいました。
小さな街ですが、わかりやすく碁盤の目状になってる街ではないため、ちょっと回り込むと迷いがち。だいたいの目印を予め回って下さったのは、この後効率的に観光出来て良かったです。
オランダ国土は埋め立て地が多く地盤が緩いため、このように↓
写真だと煽りで撮影したようにしか見えないかもしれませんが、右のテラス席があるお店の入ってる建物はかなり傾いています。
わあ!おいしそうなお魚屋さん発見!
一番左はmakreel(さば)フィレ、その隣は燻製うなぎpaling、さらに隣はうなぎの白焼き?蒸し?
調理したものも売ってくれるようでした。
お天気雨もパラパラ降ってきましたけれど、本降りには至らず、しかし相変わらず日が照ってこなくて寒い~と思ってたところで、ランチのお店に到着。
オランダで有名なクラフトビールの醸造元、ヨーペンが運営しているビアレストランです。
入口から見た外観。
テラス席もありますが…この日は寒かったので、さすがに人影なし(;^_^A
寒っ!ので、足早に中へと入る。
暖か~いvvv
ビールも美味しく呑めそう(爆)
最初の1杯はツアー代に含まれていましたから、呑みたいビールをガイドさんのおススメなどを参考にして選びました。
メニューが小さくて見づらいですが…
私はガイドさんおススメの柑橘系で飲みやすいJopen Lentebier、相棒は最初シーズンビールを選んだのだけど品切れらしく、確かJopen Koytにしたと思います。
実はオランダのビールを飲むのは初めて。
だいぶ昔にKLMを利用した事はあったけれど、確かビールは飲まなかったか、オランダのものではなかったと思います。
上メニューご覧の通りアルコール度数も表記されていまして、結構度数高めなのですが、私のはホントにフルーティな味わいで、苦みがほとんどなくて、飲みやすい!
相棒の呑んだビールはアルコール度数が高く、もっと重厚感のある味わいでしたが、それでもやっぱり、ホップ臭さや苦みが弱くて美味しい!
どちらかというと、ベルギービールに近い印象です。
そんなこんなでガイドさんとはこれでお別れ。
今日の観光スポット以外にも移動中、旅で知っておくと良い知識や、観光めぐりのコツなどをたくさん教えて頂き、初日に現地ツアーをつけておいて良かったです♪
しかもガイドさん、アマオケでチェロを弾いていらっしゃったとか!意外な共通点もあり、噺も弾んで、大変お世話になりました!
店内はぬくぬく暖かかったのでビールもいっそう美味しく感じましたが、ホテルの朝食をがっつり摂り、チーズ市でチーズの試食をがっつり頂いた後で、あまりお腹は空いていなかったので、フリッツ3.9€を1皿だけ注文しました。
あ、でも揚げたてのフリッツ、意外に美味しい。
BBWのチープなフライドポテトを想像してたら、もっとザク切りでしっかりじゃがいも感のある熱々の揚げ芋でした。
ご満悦~vvv
ランチを堪能した後は、ハーレム市内をしっかり観光。
★旧肉市場(現在はフランスハルス現代美術館)
★市庁舎(スタッドハウス)
入りませんでしたが、1階にハーレムの観光案内所があるようです。
★聖バーフォ教会
モーツァルトが演奏したというオルガンがあります。
オランダと言えば、数多くの著名なオルガニストを輩出し、日本のオルガニストの多くが留学先に選ぶ国です。
旧肉市場側の並びから見るとこう↓
入口はコチラ↑で、ぱっと見の建物とは打って変わった近代的な造りになっており、教会とは思われない感じ。
お土産売り場の奥でチケットを買って、中へ入ります。
で、これがモーツァルトの演奏したオルガン
おおおおーーー!立派!大きい!
去年ポーランドでも教会の謂れある立派なパイプオルガンをいっぱい見てきたけれど、おっきい!
ちょっと前にNHK-FMの朝のバロックで、オルガニストの鈴木雅人さんと大塚直哉さんが、オランダのオルガンはおっきくて、音も大きいというような話をされてたのを思い出しました。
天井もシンプルだけと可愛い♪
件のパイプオルガンを背にすると、こんな↓感じです。
ステンドグラスはそれほど大きくありませんが、綺麗です。
ところで教会内で、どうやらこの日は美術学校の生徒さんが模写をしているようで、時折先生らしき方のレクチャーを受けながら、あちこちで熱心に筆を動かしていました。
観光客に交じって一斉写生してる風景もなかなか珍しいな…と思ったのですが、もうひとつ珍しいもの発見。
これ↓
はじめは、美術学校の方たちの備品か、どこか修復中で業者の人が放り投げていった作業着か何かと思ったのですが…
それにしては数が多いと思ったら、どうやらこれ、現代アートの展示のようです。
このあたり↓が目に留まってから、ああ!と気づきました(笑)
教会の内装に溶け…込んではいないし(;'∀')
このように↓展示らしい感じの並びになってくるとわかりますね。
教会の一部スペースを企画ブースにしているのは観た事がありますが、完全に全スペースを普通に企画展示として利用しているのは初めてかも。
2.5€の拝観料で全く異なる美術鑑賞が出来て面白かったです♪
この教会が広く芸術に解放されているとも感じました。
これにて広場を後にし、ガイドさんが位置を予め教えて下さった…
★スパールネ川と白い跳ね橋
スパールネ川に架かっています。
銀細工も有名らしく、繊細な装飾の商品が並ぶお店もありました。
★タイラース美術館
オランダ最古の美術館および博物館で、建物自体がとても素敵です。
オーディオガイドは残念ながら日本語がないため、英語で。
こんなパイプオルガン?もありました。
入口から二間くらいは化石類の展示があり、その奥の素敵な吹き抜け…
の間には沢山の鉱物が。
氷柱のような鉱物くらいはイメージとして持っていましたが、糸や金属繊維みたいなもの、水銀のようにどこか分離したようなものなど、観た事もない形状の鉱物がいっぱいで、とても見応えがありました。
あ、横の小展示室のコインコーナーには、こんな可愛いのも発見♪
面白かった~vvv
でこの後、風車を見に行こうと徒歩移動…しかけたところ、何もない路地で大コケ!!( ノД`)シクシク…
ちょっと斜めに傾いてる煉瓦造りの道で、バランスを崩して、膝が踏ん張り切れずにそのままスッテーンと行きまして、左親指の爪の傍の肉がえぐれるわ、両膝は派手に擦りむいて強打したわ、左手はスマホを持ったまま地面へ手の甲側をついたため、擦りむいたわで、まぁ結構な怪我なのに、運悪くポーチには絆創膏が入ってなかったという…。
そんなわけで、ティッシュで染みだす血を押さえながら移動。
★アドリアーン風車
内部見学は時間ごとの英語ガイド制です。時間まで風車の1階のお土産売り場兼ウェイトスペースで待って、10数名くらいで内部を見学しました。
螺旋階段を少し昇ったら、後は全てはしご階段で各フロアへ移動します。
螺旋階段の壁にこんな可愛いペイント↓が。
ちょっと休憩して撮ってみる(笑)
英語が不自由(´;ω;`)ウゥゥなため全てを正確に聞き取る事はできませんでしたが、ビールの原料である麦や、小麦粉などを加工するためにこの風車を稼働させ、その仕組みや、時代ごとに風車の羽根の造りがより機能的に変わっていった事などを丁寧に説明してくださっていたと思います、多分。
これはこの風車の模型。
内部構造が分かりやすいよう、壁は取っ払ってあります。
左端にガイドさんが見きれてる(笑)
大きなねじが回転して、原材料を粉砕したりするはずですが、ここのは見学用で動いていません。
風車の外にも出られ、ハーレムの街を一望でき、スパールネ川も良く見えるのですが…
風は強いし、おそらく水はけを良くするため隙間のある床なので、下を見たら結構怖いです。
実際に稼働している風車ではないものの、内部を見学したのは初めてだったので、なかなか楽しかったです。
と、ほぼハーレムの主要は観光スポットは巡ったのですが…聖バーフォ大聖堂がわからず。
次の予定もあって時間もおしてきたので、アムステルダムへ戻る事にしました。
観光初日にして、ものすごく密度の濃い旅程。
またまた長くなりましたので、一旦〆まーす。
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