今日は友人たちと神戸への日帰りかしまし女子旅です。
待ち合わせにちょっとしたトラブル(私が全員分の特急券持ったまま改札入っちゃったので…アハハ)があり、何とか新幹線内で落ち合って、ホッと胸をなでおろし。
前回の反省を活かしてスタバでは抹茶ラテのみ購入したワタクシ、バトンドールのサクラと、友人のお土産のチーズケーキを朝ご飯に、移動中を過ごしました。
旅が決まったのも今月に入ってから急遽で、目的地も朝からコレ↓しか決まってないので、行き当たりばったりの旅程。
ツアーが始まるまで、下の階の展示を観ていましたら、コーヒーにまつわる音楽の試聴コーナーに、バッハの『コーヒーカンタータ』、ヨーヨー・マーの『カフェ1930』がありましたよ。
というわけで、ガイドのお姉さんの説明を受けながら、まずは展示物を見学してまいりました。
コーヒー大好き、カフェイン中毒なワタクシですが、コーヒーに関する知識はほとんど標準です(苦笑)
なので、コーヒー豆の品種は2種類で、そのうち1種がほぼメインで栽培され、残り1種は苦味を調性するためのブレンド用として作られるという事は知りませんでした。
一番面白かったのは、栽培から収穫、焙煎までの工程で、目下勉強中のワインに通じる点が多かった事。
例えば、前述のように2種類しかない品種でも、各国、各土地の土壌や栽培条件、気候や環境で、味の特徴が生まれる点は、先般ワイン講座で習った”テロワール”と同じですし、ワインに適した産出地域が緯度でベルト状になっているのも、同じでした。
ただし、コーヒー豆は極端な熱さや寒さに弱い、存外繊細な作物の為、赤道に近い地域では標高の高い山で作られたり、日照環境を整えるために葉陰を作れる作物を一緒に植えたりと工夫されているとの事で、それはワインでも傾斜の高いところで作られたりしているのと一緒だなぁ~と思いました。
それから、コーヒーの赤い実を除いて、豆となる種を取り出す際の方法も、水洗いしてから乾燥させる方法と、実ごと乾燥させて残った豆を取り出す方法があるというのも初めて知りました。
これはワインでいうところの圧搾する方法の違いにも通じるかな。
ワインの世界にも味を見極めるソムリエが居ますが、コーヒーの世界では鑑定士、クラシフィカドールという人たちが居たり。
不良豆を餞別したり、焙煎の度合いによって変わる味を確かめたりという作業も、葡萄を選別して、熟成の度合いを極めるワインの世界に通じますよね。
焙煎の度合いによって味に違いが表れるのは言うまでもありませんが、私が知識なく「フレンチロースト」「イタリアンロースト」の焙煎豆が好きだなぁと思っていたら、どちらも一番深煎りな焙煎の部類でした。酸味が弱く、苦味の強いコーヒーが好きなのですvvv
抽出方法もお国柄やら、器具によって様々ですけれども、東南アジアでよくある粉コーヒーの上澄みを飲む方法はどうも苦手だなと思っていたら、ベドウィン族はフィルターの代わりに干し草をポットの口へ適度に詰めて淹れるんですって!遊牧民ならではの知恵ですが、干し草の風味もつきそうだな(笑)
ひとつの食品について、知識を深めるって楽しいなぁ~と感じるひとときでした。
ひととおり説明が終わった後は、テイスティングタイム。
コーヒー豆で作られた怪獣のディスプレイを眺めながら…(笑)
ブレンドコーヒー(左):ブラジル+ホンジュラス+他
ストレートコーヒー(右):ブラジル100%
そうそう、ブレンドして味を調えるというのも、シャンパーニュ地方で許されている、ブレンドして品質の安定化を図る事に通じるものがありますね。
ストレートはその国の豆の特徴がハッキリしますが、それだけで美味しいわけではなく……ブレンドする事によって、より求める味わいに近づけるというブレンドコーヒーという名が持つ目的の意味がよくわかるテイスティングでした。
同じブラジル豆をベースにしていても、香りや味がまったく違うコーヒーに変化していましたよ。
お土産にドリップコーヒーとスティックコーヒーをゲットして、モーニングツアーについてるお土産のドリップコーヒーも頂きました。
さて、館内展示品を堪能した後は、折角来たので併設のカフェでコーヒーを味わう事にしました。
サイフォンやプレスポット、ドリッパーなどがズラリと並び、コーヒーのアロマが漂っていて癒されます……。
お昼時でちょっと小腹が空いてきたので、私は甘いコーヒーを…
・カフェ・マリアテレジア(手前):オレンジシロップ入り
・カフェ・ブラジレーニョ(右):深煎りコーヒーにミルク、チョコ、塩入り
・エチオピア イルガチェフェ コンガ(左)+追加料金でプレスコーヒー
こっちは甘いコーヒーたち。
猟犬と狩りをする紳士のカップはウェッジウッド。
私はこちらのオレンジシロップ入りにしました。
カップ&ソーサーはリチャード・ジノリですね。
プレスコーヒーは2杯分くらいポットでサービスされました。
1杯目は店員さんがテーブルで注いでくださいましたよ。
ウェッジウッドぽいカップ&ソーサーだけど……???
まったりコーヒーブレイクを過ごしたら、目の前にあるIKEAへ寄ってみました……っていうかIKEAの戦略が……。
店内のレイアウトが蛇腹のように交互にうねってて、絶対ショートカットできないようになっているんですね(苦笑)
サッと覗いて引き返す事のできないレイアウトだから、いったん吸い込まれたら出口まで道順どおりに通過するしかない、博物館より強制力の高い順路でございます……。そして出口は必ずレジを通過せねばならないという……すんません、なんも買うてまへん…と肩身の狭い思いで通るワタクシ……。
まんまとIKEAの戦略にハマったため、1時間くらい無駄にウィンドウショッピングしてすっかりランチタイムを過ぎてしまい……お腹が空いたので三ノ宮まで移動です。
後半は改めて!
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