さて、お腹いっぱいになったところで、観光再開です。
マルタ騎士団が建てた大聖堂。
併設の美術館では、明暗法を効果的に使った画家として著名なカラヴァッジョの絵が見られます。
今年は東京で
カラヴァッジョ展が開催された事もあり、その際に放送していたいくつかの関連番組を観て俄然興味が湧きましたので、私にとっては今回の旅で一番の目的地でした。
外観はごらんのとおり↑各処で見てきた観光スポットと大差ありませんが…
騎士団長の宮殿も相当豪華な装飾でしたが、こちらはもう…とにかく中が豪華絢爛!!
珍しく日本語のオーディオガイドがあったのは、カラヴァッジョ展の影響でしょうか?
どこもかしこもキンキラキンでございます。
とても凝った彫刻。
大きいのと、壁といい床といい、全面が装飾だらけであちこちキンキラなので、どこをどう切り取ったらよいやらわからないアングルです…。
まぁ……いくらかかったんだろう…とか下世話な事まで考えちゃう(笑)
至る所に十字の紋章が……あらまぁこんなところにも…。
こういうのも↓一枚一枚全部違うんだもんなぁ…。
どこを見ても、こんなんですわ。
パイプオルガンのパイプより、周りのキンキラの方が目立ってますがな(笑)
美術館の方は完全に撮影禁止ですので、大きくてド迫力のカラヴァッジョ作「洗礼者聖ヨハネの斬首」「執筆する聖ヒエロニムス」をじっくりと鑑賞してきました。
カンバスも大きいし、絵の構造にも迫力があるので、光と影のニュアンスとか、特集番組での解説を思い出しながら見られて、いっそう感慨深いものがありましたよ。
良いタイミングで訪問できたかも。
しかも大聖堂のキンキラキンに目を中てられた後で見たから、尚更(笑)
他のお客さんもほとんどいなくて空いてたせいもあるのでしょうが、チケット売り場のお兄ちゃんがスマホに熱中してて全くヤル気なく、何度か呼びかけてようやく気付いてくれるという……日本的サービス精神を感じてきたマルタで初めて、ある意味、外国らしい?対応を見た気が(苦笑)
写真全然撮ってなかった(撮影禁止ではなかった気がするが…?)けど、「あああ!これあったわ!これが本物ね~!」というオブジェやらがいっぱいあって、ちょうど行った直後だったから、ホント良い復習になったし、結構楽しめましたよ。
日本でも、弥生時代の遺跡や出土品をたくさんみてるけど、こんなに離れた異国の、異文化の地で生きた人たちも、同じ時期に似たようなものを作ってるんですね~って事が感慨深く。
私が美術館へ足を運ぶのは、美しいものを見て癒されたかったり、ガツンと衝撃が欲しかったりって理由が大半ですが、博物館は日常湧きおこらない好奇心を掻きたてられる場所で……でも最近なかなか日本では行かなくなったから、久々に心地良く知的好奇心をくすぐられ、平素余裕のない心の隙間をぎゅぎゅっとこじ開けられた感じがしました。
やはり旅は、いいですね。
そんなわけで有料施設はだいたい見学して、ちょっと街歩きしてお買い物もしたいな~とブラブラしたのですけど……
平日というのに、この賑わいです。
あ、でも、もうバカンスの時期に入ってるのかな?
一応、目星をつけてたお店があって、探したのですが…またしてもお目当てのお店が開いてなーーい((´;ω;`)ウゥゥ
・Café Palazz.
蜂蜜のボンボンやワインが売ってるカフェで、ヴァレッタの図書館の脇道にあるという情報を頼りにぐるっと図書館周りを歩いて、見つけたんだけど、開いてない!
時間的にシエスタか?とも思ったけれど、ショウウィンドウが若干埃っぽくて…ここも閉店なのか???
今回ことごとく、そんなんばかり……( ノД`)シクシク…
結局、時間的にも物販店はシエスタタイムに入っちゃってたので、他の観光スポットを見る気力も失せ、今日から泊まるホテルを愉しみたい気持ちもあって、早めにヴァレッタを出る事にしました。
そういえば、フェリー乗り場も、往きと帰りは乗り場が違う(半島の逆サイド)って情報があったのだけど、往きの時に見た感じ、降りた場所から折り返してるっぽかったので、往きと同じ場所へ行ってみたら、正解でした。
事前情報もあてにならないなぁ……。逆サイドまで歩かされるところだったわ。
帰りの船はすごく混んでて、行列を作ってたので、最初の船で乗れるか心配でしたけれど、大丈夫でした~ほっ。
無事、
ザ・パレスへ戻り、チェックアウト後に預かってもらっていたスーツケースを受け取って、ついでにタクシーを呼んでもらいました。この辺の対応も非常にスマートで、やはり日本的対応。
ザ・パレスが内陸の丘陵地にあったので、今度は海沿いのホテルにしてみました。
タクシーで12ユーロ、移動してホテルライフのお愉しみ~は次の記事にて。
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