ヴァイオリン覚書♪4年3ヶ月~152回めのレッスン2009年06月23日

WARCHALnefrit_A弦
写真はコストパフォーマンスの点で気に入っている
スロヴァキア製のWarchal/Nefrit ワーチャル・ネフリットの
シンセティック/アルミ巻のA弦です。

ネフリットは同じワーチャル弦のランク名称で、一番下。
上級品のカルオネル・ブリリアントはまだ試していません…。

私はもっぱらA弦オンリーでの使用ですが、
とにかく安い!
定価800円で、私が購入している楽器屋さんの割引価格では630円!

しかもこの楽器屋さん、店頭に在庫がなければ
取り寄せて、送料無料で自宅へ郵送してくれるんですよ~。
二度手間にならず大助かりです。

★ヴィルトゥオーゾ 名古屋駅前店
http://www.virtuoso.co.jp/

取り扱っているお店も徐々に増えてきているようで
安い割になかなかいい音色です♪

名古屋といえば鈴木ヴァイオリン、なので
しばらくSUZUKIの弦を使っていたのですが、
A弦に関しては乗り換えました。

ちなみにE弦はゴールドブロカット(ボールエンド)。

G、D弦に関しては、ほどんど切れないので
購入当初からの予備弦で足りてる上、
SUZUKIの予備弦も買ってしまったために
他メーカーを試す機会がないのですが…

以前先生にD弦が細い(もしくは痩せてきた)ので
ドミナントにするといいかもよ、とアドバイスを受けました。
太い方が弓がしっかり乗って音が出しやすいのだそうです。

とにかく…ヴァイオリンって日頃からちょこちょこと
小金が飛んでいく楽器ですね。

さて、いつものようにまずヴィブラートの特訓から。
A弦の3rdポジションで1、2、3、4、4、3、2、1と弾いてゆきます。
だんだん安定して、うまく力も抜けるようになってきました。

他の弦もやるのかな、と思ったら
今日はこれでおしまい。

宿題だったランゲの『花の歌』を弾くことに。

前回は初っ端のフラジオからコケていたので
自習で集中的に改善を試みました。
ハーフポジションの指の形をキープして
4の指の位置を確保しておき、弦をすばやく移動してフラジオ。

音はちゃんと出ていましたが
弾いてる最中に先生から
「もうちょっと左手持ち上げて」
と注意されたので、二度目に同じフレーズへ入った時に
修正しました。音もちゃんと出ました。

後半でヴィブラートをかけていくところも
まぁだいたいはかかっていたと思います。

問題は4連続フラジオ。

ここもかなり集中的に練習してきました。
それでも百発百中ではないのですが…
左指の位置はわりと正確に確保できるようになりました。
問題は、左指の圧力と、右弓の圧力のバランス、
これが難しくて、なかなかクリアな音が出てくれません。

で、1発めはどうだったかというと…
かろうじて音は出てるけど後半カスッカス…(笑)

どうしても最後の、3rdポジションの1の指を押さえながら
4の指でフラジオするところでは
4の指の圧力を弦へ触れるだけにしようとすると
一緒に1の指まで浮いてしまうのです~(T-T)

指の位置に気を取られ過ぎて
本来の3rdポジションの指の形も崩れてくるみたいで
先生に修正され、このフラジオ4つだけ何度か弾いてみて
再度、伴奏くんと合わせて弾きました。

伴奏にごまかされたおかげもあるかもしれないけれど
なんとか4つのフラジオも突破して、完奏~♪

合格をもらえました~vvv

出来は完璧とはいえないし、もっと時間かかると思ってたので
今回はおまけ合格だったかもっ。

次の宿題は、教本次ページの短調のスケール。
模範演奏もなく、やっといてくださいと…。

練習曲は2つ。
1つは一見簡単そうに見える3連符ばかりの曲なのですが…

「これはメンコンの独奏部分で出てくるような弾き方でやります」

3つの弦で3連符を鳴らすのですが、
開放弦も含めて3連符分の音はいっぺんにポジション取りしておいて
すばやいボーイングで鳴らしてゆきます。

「ゆっくり弾く時のボーイングは肘をカクカク曲げてましたけど
これを指定速度の116のテンポで弾くとなると
肘はいれず、弧を描くようなボーイングになります。
弓は真ん中より少し下から上の方までを使います。
一緒にやってみましょう」

3つの弦はひとまず開放弦で
ボーイングだけ確認してみました。

最初はゆっくり、それを速く…すると
肘を入れないということは、弓の持ち手の人差し指も
圧をかけないで腕で弾く感じになるのです。
が、ついつい肘が入ってしまったり、
逆に腕がオーバーリアクションになったり…
バランスが難しい~~~。

さらにここへ左手も入るわけですが…

「最初の開放弦のレの次、A線の3の指(ド)とE線のハーフポジションは
同時に、ブリッジしてとります。
音程があってるかどうかは、二音ずつ重音で確認してください。
まず、重音をとってから、譜面どおり練習するように。
じゃあ、重音を弾いてみましょうか」

音程云々より、E線のハーフポジションに気をとられると、
A線の3の指がE線を触ってしまって
うまくブリッジできません…。
ハーフポジション、昔はそんなに苦手意識なかったのですが
『花の歌』といい、最近ちょっと苦戦しています。

「ハーフポジションの指の形がまたおかしくなってますよ。
もう一度、1stポジションの普通の1の指から確認しましょうか。
1の時は指先がほぼ弦と並行です。
はい、ハーフポジション。指の付け根がネックについてない!」

先生に指の形を矯正されてゆきますが…
自分でやろうとすると、うまくゆかず…。

「それから、重音の時は指の形も押さえる弦や音で
少しずつ変わりますから、この場合は
ハーフポジションの時の指をもっと横へ引くと、
3の指がA線をとりやすくなります。
爪の向きをよく見て。普通の1はこっち。
ハーフポジションは…もっと横!ネックから付け根を放さない!」

む…難しい…。

他のパターンもやってみましたが、
言われるまま、矯正されるままに悪戦苦闘していたので
なんだがよくわかりませんでした…。

もうひとつの練習曲もさらっとやってくるよう言われ、
来週までの宿題はスケールと合わせて
技術を身につけるための練習3つ。
でも、やっぱり1や2の教本と違って
ひとつひとつの練習曲自体が難しいです…。

すぐに合格をもらうのが厳しくなった分、焦らず、
一回ずつ注意されたことを直していこうと思うようになって
『花の歌』ではわりとレッスンごとにワンステップずつ
クリアしていけてたと思うので…

今回も根気よく頑張ります…。

っていうか、来月くらいから多分
+アンサンブルクッキングの課題曲2つだろうし。

ところで先週体験レッスンに来ていた方は
本日来ませんでした。どうしたのかな…?やらないのかな?

で、いつものように先生とおしゃべり。

「弓、替えた?」

と今更のように訊かれたため、
前の弓を毛替えせずにツルツルで使ってたので
安いカーボンファイバーの弓をネットで見つけて
セカンドボウとして買ってみたというと…

「音が変わった」

と言われました。
良くなったとは言われなかったので
ちょっとドキドキで、率直な感想を訊ねてみたところ…

「ごまかしがきいてる感じ」

だそうです?ええ?ごまかし!???
…ってなんですか!?とツッコむと、

「ボーイングの弓の返しのブレがなくなった」

そうです。
それは私のボーイングが上達したというわけではなく
弓のせい(おかげ)かもと。

足りない技術がカバーできていいのか、
持つべき技術が身につかないから悪いのか…
という意味で先生の反応が微妙だったようです。

「でっ、でも、木より扱いやすくて丈夫らしいですよ!
楽器屋さんでもグラスファイバーとか、
セカンドボウにお奨めしてるっていってました!」

と言ってみる私(笑)

前のを毛替えして弾いてみてどうなるか…
ちょっと興味が湧いて来たので
近日毛替えしてみようかな…。