ヴァイオリン覚書♪7年4ヶ月~262回めのレッスン ― 2012年07月24日
★オイストラフ父子と合奏、オイストラフの第1Vnにありこが乱入したJ.S Bach『二つのヴァイオリンのための協奏曲』第1楽章
メニューイン先生のバージョンより聞きなれてたので、テンポは合わせやすかったです。それでも"タメ"っぽく聞こえる部分は、主に私が走ってタイミングずれた分の微調整(爆)
うーん、移弦は第2Vnの録音の時よりかなり気をつけて弾いたつもりでしたが、まだ汚ない…。
★ヘンデル 歌劇『リナルド』より「私を泣かせてください」
無伴奏はやっぱりキツいわ。微妙な音程の狂いがバレバレ。
こういう単調な曲はごまかしがきかない分、実力が露呈しますね…。
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いうわけで、旅行疲れで先週はあまり自習できず。
なので今回のレッスンまでにポイントだけおさえて、さらっと確認してきました。
■教本P42-6:G Melodic Minorのスケールとアルペジオ

上がスケール、下のフィンガリング振ってある音がアルペジオです。
スケールは4分音符単音、八分音符2音1スラー、十六分音符4音1スラーで弾きました。
下降系がちょっと音程ずれがちですが、何度か弾けば掴めるので、慣れでしょう。
アルペジオも単音で弾いてから三連符の3音1スラーで弾いて、最後の重音の音程を一発で捉えられるようにするのが課題かな。
「最後の重音は音程を掴めば、両方の弦が倍音で綺麗に鳴らせていらっしゃるので、スムーズに捉えられるように出来たらいいですね」
■教本P66-1 Double Stop の重音練習曲
前の楽器ではとにかく重音を鳴らすだけで苦労し、押さえ方にも苦労して、この練習曲シリーズはかなり泣かされてた記憶がありました。ちょうど一年半前くらい、前の先生にレッスン頂いていた頃です。
だがしかーし!楽器をグレードアップして明らかに変わったのは、重音の弾きやすさ!!
あれほど苦労した重音が、ずいぶん楽に弾けます!!以前は2弦に弓圧をかけにくくて音が潰れたり、片方音が出なかったり(泣)本当に悩まされましたが、それは私の技術以外に楽器のせいだったのだと、今は思えます!
一年半ぶりに同じ練習曲を弾いたら、音はちゃんと二音同時に響きました♪少し音程が不安定になっても、カウントに合わせてゆっくりめで弾いてから、少し速度を上げてもう一度、伴奏くんと合わせてさらに速度アップ、と弾くうちにだんだん音程にも修正がきき、綺麗な響きで鳴らせました!
「いいですね。2音綺麗に鳴らせていますのでこれは合格です。次回は2をやりましょう」
★ブラームス『ハンガリー舞曲』第5番 第2Vn
前回やったリハーサルマーク【A】【B】をおさらいで弾き、続く【C】【D】を確認しながらゆっくり弾きました。
「出だしの"タ~ラ ラ~ラ"の低弦で伸ばす音は、ヴィブラートをかける時、指の腹をベタッと弦につけてたっぷりかけると、太くてしっかりした音が出せるので、やってみてください」
へええ!!ヴィブラートの音量出しにもそんなコツが!
指の当て方なんて弱音ヴィブラートでない限り、ほとんど画一的に弦へ乗せてましたが、弓圧のように指圧も使えるって事ですか!?言われてみれば同じ原理だけど、目から鱗!!
低弦、たっぷり響かせたいな~と思って頑張ってみたけれど、あんまりブヨブヨとヴィブラートをかけるのもなぁ~、何だかいやらしい音になるし、と思っててそれ以上の工夫は自分でできませんでしたが、言われたとおりにやってみたらば…おおおおおお!!太い!響く!!
またひとつ、ヴィブラートの妙技をマスターしました♪
「十六分音符と八分音符の刻みの違いは、きっちり意識してメリハリをつけてください」
"タ~ラ ラ~ラ タ~ララ ラ~"の赤字ラは十六分音符ですが、2拍子を流れで弾いてしまうと、確かに曖昧な長さになってしまうので、注意ですね!"タ~ッ ララ ラ~"のつもりで弾くくらいの気持ちで意識します!
そのほかは、度々出てくる重音のバリエーションが…前回より指は指番号どおり動くようになりましたが、音程がまだまだ若干微妙。
「でも、二音の響きはハマれば綺麗に出せていますので、慣れだと思いますよ♪」
ゆっくりめで音程を確認しながら自習してきましたけれど、本来はもっと速度の速い曲なので、だんだん速度に慣らしながら正しい音程が捉えられるようにしなくては。
今回初レッスンのリハーサルマーク【C】【D】で繰り返し出てくる重音タイで後ろの音にスタッカートがついた旋律は、前回ちらっとお手本を見せて頂いた雰囲気で「こんな感じ?」と自分なりに手探りで弾いてみたところ、まだまだニュアンス不足だったようで
「もっと後ろ押しで前の音は小さく軽く入って、ゥーーワッ!と出す感じにしましょう。後ろの音を切る時に弓の速度を素早くアップさせて」
やってるうちにちょっとわかってきました。あああ…ハンガリー舞曲、確かにこんな感じで弾かれてるのを聴いた記憶が、なんとなくよみがえってきました。
「(^-^*)(・・*)(^-^*)(・・*)いいですね!この先もいけますか???」
というわけで、出だしの旋律に戻って終曲まで弾き、ひと通り通して演奏しました。
シメの重音三つだけは、フィンガリングがよくわからなかったので、確認しながら弾いてみて、最後にゆっくりめの伴奏クンと合わせ、曲中頻繁にアップダウンする速度のニュアンス確認も兼ねて通し演奏。
かなりゆっくりめ速度なので、pocoになるところで「いつ入るんだ?」ってくらいタメがあったりして(笑)若干弾きづらいところはありましたが、途中の重音の音程はちょいちょいごまかし(爆)ながら、なんとか最後まで(でも最後の重音みっつは全然弾けない)弾いて、レッスン終了~~。
「前半はだいぶ雰囲気が出せていて良かったですよ!重音も鳴らせているので、次回はもうちょっと速度をアップして弾きましょう」
ドッペルとは全く雰囲気の違う曲で、技術的にも色々工夫がいるので、指定速度で弾こうとするとかなり難しくなりますが、ビール呑みながら(笑)ノリノリで弾けたら楽しい曲ですね~。頑張ります!
コメント
_ ゆき ― 2012年07月31日 01時19分19秒
_ ありこ ― 2012年07月31日 10時48分14秒
えへへ~オイストラフのCDはそこそこ持っていますが、その中で共演できる曲はこれが初めてでした♪ホント、JSバッハは色々勉強になりますね~。
ヘンデルの曲は私もタイトルだけではピンと来ませんでした(苦笑)この曲でエクステンションコース以前のレベルの曲はコンプリートしましたが、技術的な難易度とは別の難しさがあって、たまにこういう曲を挟んでもらうとダメなところに気づかされますね。
ハンガリー舞曲は、フィドルに憧れる私たちなら絶対一度は弾きたい曲ですよねvvvこれもyoutubeで良さそうな音源見つけたので、記念録音は合奏したいです♪
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ドッペル、掛け合いが複雑で難しそうですよね~汗
そしてこのヘンデルの曲、そんな題名だったんですね・・・曲は聞いたことあるけどそんな題名だと知りませんでした。
とっても綺麗なビブラートで伸びやかな音です~♪
こういうゆったり曲は難易度高いですね。
ブラームスのハンガリー舞曲はワタクシの目標の曲でもあります。
いいなあ~、早く弾けるようになりたいです。
なるほど低音弦は、指をペタっと付けて、大きくですね。
そのテクニック参考にさせていただきます。^0^