今日は楽しみにしていた五連休唯一のお出かけDay♪
お天気も行楽日和で、体調もまずまず。
お薬いっぱいの曜日だから、朝ご飯は出かける前にしっかり頂きました。
職場の先輩がカルシウム補給にと、佃煮くれたんですよvvv
あったかご飯に佃煮、サイコー!佃煮ラブ。
電車で友人たちとも無事合流して、向かったのは恵那駅。
ここから、予約していた明知鉄道のイベント列車を利用するのですが、折角ここまで足を延ばしたので、ついでに行ける観光スポットへ立ち寄りました。
浮世絵大好きvvv
ちょっと前に東京の方でも、国芳とか、春画とか、大体的に取り上げられていましたよね?
以前は名古屋で開催される企画展などに足しげく通っていたのですけど、最近ご無沙汰。
しかもこの美術館は、前から電車のつり革広告などで見て気になっていたので、今回ようやく訪問する事が出来ました。
展示数は決して多くありませんが、大胆な構図の風景画は見応え満点です。
広重の絵で特に私が好きなのは、風景画の隅っこやお空にさりげなーく描かれている動物たちなんですよね~vvv
スズメやつばめ、猫や犬が可愛くて、人物よりも注目して鑑賞しました。
また、写真で見るより実物を見て感動するのは、ぼかしの技術。
風景画では分けても藍色から緑へのグラデーションに惹かれます。赤い背景や鮮やかな着物の柄よりも、田園や山の風景で使われているぼかしを堪能しました。近くでみてから、ちょっと離れてみるとまた味わい深くて、愉しいです。
2Fに上がって常設展を見る前に、浮世絵ナビルームの体験ブースが気になったので遊んでみました♪
ペッパーくんがお出迎えしてくれます(笑)
こちら↓は浮世絵パズル。
絵草紙屋さんを模した展示もあります。
どこかで見た事のある有名な絵がずらり。
床にはいわゆる平積みの絵もありました。
そして最も気になった無料!の「版画 重ね摺り体験コーナー」は是非とも利用せねば!
係員の方がレクチャーして下さるので、安心。
バレンなんて、中学校?以来、手に取りましたよ~。
コシコシコシコシ………もう、真剣です(笑)
擦る圧力とか、図柄によってはズレないようなコツも要るので、単純作業ですが当時の摺師の技術力がしのばれます。
大きさも絵柄も異なる4つの版画を作成でき、無料とは思えない充実体験でした。
気になる作品は後ほど……ぷぷぷ。
最後に常設展も鑑賞してから恵那駅へ戻り、列車の出発までお隣の
えなてらすでお土産を物色してから、いざ
明知鉄道へ。
受付を済ませると往復乗車券代わりに、こんな↓通行手形をもらいました。
ホームではゆるキャラ”てつじぃ”がお出迎え。
3両編成で、うち1両が寒天列車、もう1両が併催のおばあちゃんのお花見弁当列車、残り1両は一般車両のワンマン運転です。
イベント内容は季節によっても変わるよう。
普通の車両へ長テーブルが設置されていて、寒天料理のフルコースとお茶がついてきます。お料理は恵那駅から終点明知駅までの途中駅・山岡駅に併設?している
山岡かんてんかんのレストランで作られたものが運ばれているらしく、仕度を手伝ってくれた緑のエプロンのお姉さん?はそちらからお越しでした。
前々からイベント列車に乗ってみたかったのですが、日程やら人気で予約が取れないものもあって、今回初!
三段重ねのお料理に、右側は<前菜>のところてんとクールスカイ(寒天ジュース)です。
飲み物は持ち込みOK!なので休日満喫するためにアルコールを持参したかったところですが、まことに残念ながらワタクシ、あいにくの禁酒期間( ノД`)シクシク…
でしたので、友人にエチゴビールを差し入れして、自分は梅サイダー持参しました。。。。
まずは、ところてんをツルっとな。
名古屋は酢醤油に胡麻と青海苔のふりかけみたいなのをかけるのが主流ですけれども、岐阜も同じらしい。
子供の頃は食べるより、これ出す作業の方が好きだったなぁ…
と、童心に帰って愉しむ私。
クールスカイは紫蘇味で、ぷちぷち細かい寒天が入ってるジュースなので、チアシードとかタピオカ入りのドリンク的な感覚です。他の味もえなてらすで売っていました。
<一の段>
寒天すし、寒天の海老抱え、特製卵やき、雲龍流し、寒天そば、黑米ご飯
卵焼き以外は全て寒天入り。一見卵スープに見える右下の小鉢も簡単でぷるぷるに固まっており、お蕎麦にはそばつゆもついてましたが、お出汁のジュレが添えられていました。
そうそう、乗車&食事中も度々、係員の方、かんてんかんの方が予備知識などをアナウンスして下さったのですが、一見寒天を使用してないように見えるご飯への、寒天の使い方が面白かった!
白米1合に対して糸寒天1本を加えて炊飯すると、お米に艶も出るうえ、傷みにくくなるそうです!!
夏のお弁当にぴったりですよねvvv
このお膳では更に、梅酢に浸けた寒天のジュレが漬け物代わりに添えられていましたよ。
<二の段>
寒天サラダ、細寒天豆腐、山金豚の冷製しゃぶしゃぶ、鴨肉のジュレのせ、彩り豆サラダ、長芋かん
寒天づくしだけど精進料理じゃなく、お肉もあります。
プラ容器の折詰弁当と違って、全部違う小鉢に盛りつけられているのも、手間がかかっていて雰囲気があり、素敵ですねvvv
<三の段>
寒天白和え、寒天中華和え、串原こんにゃくの寒天味噌かけ、野菜のテリーヌ、特製水ようかん、季節のデザート
和え物もそれぞれ違う味つけが工夫されており、飽きずに食べ切りました!お腹いっぱい!
これだけ品数があると、どれから食べようか迷っちゃいますね~。
ゼラチンや板寒天を溶かして作るジュレより、糸寒天にベーススープをしみこませて作るジュレはお手軽で、やってみたいと思いました。
途中で寒天はじめ沿線の名産のお土産販売もあり、お土産試食で琥珀糖も頂きました♪懐かしい味~vvv(*´ω`)
1時間弱の短い乗車時間ですが、バスツアーのお土産屋さん立ち寄りなどと違い、お土産も滋味溢れる嫌味のない紹介で、車窓から見える野山や田園風景、所々に残る山桜などを鑑賞しつつ。
途中の極楽駅に立っているお地蔵さんには、いつしか誰かが手編みの帽子を被せたというほっこり(*´ω`)エピソードも伺い。
食事を味わいながらのまったり旅でした。
さて!お待たせしました!!
前述の浮世絵体験作品の品評会を、食後の車内で行いましたので一挙大公開!
まずは企画展のチラシにもなっている安藤広重の名所江戸百景から亀戸梅屋舗。
B6版くらいなので、一番失敗しにくく、私含む3名とも大体同レベルの仕上がりでした。
よーく見ると、すこーしずれている作品もあるのですが…ちなみに私の作品は一番。一番最初に挑戦したものの、ほぼズレなく摺れました♪
葛飾北斎の富嶽三十六景から、凱風快晴。
これは下段左の相棒Vc-hikoちゃん作が、富士のてっぺんのぼかし具合がちょうどいい塩梅で出色の出来。
私の作品は上段、擦りすぎて、ぼかしが上手に出せませんでした…紙のサイズもB4と大きいため、ちょっとでもズレたり、力加減が均一でないと、綺麗に刷り上がりません。
こちらもB4版の大作、歌川広重の東海道五拾三次から、日本橋 朝之景。
どの作品も出来映えはどっこいどっこいかな。
最後に摺る黒の線画は全体にあるとはいえ、ちょっとコツも要りますし、そもそも本物のような木版じゃなく、あくまで体験用の簡易なアクリル版仕様なので、木版の風合いを再現できようはずもないのですけどね。
インクが図柄以外の部分へ付かないよう、ガードのアクリル板はあるのですけど、それでも図柄の隙間にくっついた余分なインクが、刷り上がった時についてしまって、私の作品(上段)は「日本橋」の文字の左にある朱印の上へ黒インクがついてしまいました…。
最後はA5版くらいの美人画、喜多川歌麿の婦女人相十品からビードロを吹く娘。
これが今回、色んな意味で出色の作品でした( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
こうして並べて遠巻きに見てる分には、色の濃淡くらいしかわからない感じですが……
以下、噴き出し笑い注意(笑)
目隠ししてお届けします。
私の作品↓がある部分に関しては一番成功してたのですが…
”一番最初に摺る黄色は地の色なので、あまり一生懸命すらなくてもいい”と他の作品の作業で係の方からレクチャー頂いた後、一番最後にこの絵柄へ挑戦したので、一番加減の良い圧で摺ったつもりが薄かったみたい。着物の柄があんまりきちんと出ていませんでした。
これ↓が友人の作品。
私のと比較すると、黄色の摺りの効果が出ていて、着物の柄は綺麗です。
が……あれ?あれれれ???おちょぼ口が……たらこ唇に(笑)
そしてオオトリ(爆笑)キタ――(゚∀゚)――!!
ごめん、友人Mちゃんよ……これ三連発で見ると、笑いが止まらなくなるわっ!これ、三部作で劣化美人って事にしておこうか!?
なんかもう……色々喰い散らした感じのホラーな口元になっております。もはやおちょぼ口でもたらこ唇でもない妖怪の口。
いや~ひたすら摺るだけの作業で、これだけ楽しめるとは!
ひとりでやってもここまで面白い結果にはならなかったと思うので、友人たちと一緒に行けて良かったです。
さてさて、明知鉄道の旅は後半戦へ続きますよ~~。
素敵なところですね〜♪
お料理も種類が多くて美味しそうだし!(笑)
お友達と気晴らし出来たご様子にほっとしました。
浮世絵・・ホラーバージョンに吹きました!
怖すぎて飾れないでしょ!
しまい込むには勿体ない(笑)
活用方法を発表してくださる?
呪いたいくらい嫌いな人に差し上げるとか!( ̄▽ ̄)